初めての方へ

「子育ての家」に新卒入社、結婚・家づくり・妊娠・出産・育休・復職を経て、私が思うこと。

はじめに…

まずは簡単に自己紹介を。

私が「子育ての家」に入社したのは、2013年4月、当時22歳でした(※新卒)。その後28歳で結婚し、籍は入れたものの夫の母と同居する必要があったため、アパートではなく、ちゃんとした住まいを構えてから一緒に暮らそうと別居婚を選択

結婚式・新婚旅行と大きな出費を終え、気が付けば入籍から2年が経っており、なるべく早く子どもを授かりたいと思っていた私がしびれを切らし、生活の拠点を設けなければと夫に交渉。試行錯誤・奮闘の末、ミラクル的に敷地に2軒建物が建っており、義母の住処と夫婦の新居、両方を叶えられる土地を見つけ「子育ての家」を建てたのが、2020年4月。

その後、運よく子どもを授かることができ、2022年11月に第一子を出産。無期限の産休育休を頂き、今年2025年5月にパート社員として復職。そして、有難いことに現在第二子を授かり、来年1月から改めて、無期限の産休育休に入らせて頂きます。会社には、「子育ての家」ならではの子育てに寛容な対応をして頂き、本当に感謝しかないです。

独身・結婚・出産で変わっていった「子育ての家」への印象

小・中・高・大学、そして就職と一度も実家から出たことも・出たいと思ったこともなかった私にとって自宅は、家族と過ごすことが当たり前の場所でした。

入社当初、お客様家族が笑顔で過ごしている姿をみて、「いいな、私もいつか家庭を持ったらこんな暮らしがしたいな」と漠然と思っていました。私の実家はマンションですが、父が機嫌の悪い時だけ自室のドアを閉めて閉じこもるタイプ(我が家では「籠る(こもる)」と言っていました。笑)だったので、私の中で「個室」に対してあまりいい印象がなく、家族の誰かが「個室に閉じこもる」という行為が好きではなかったこともあり、「子育ての家」のそもそも個室に閉じこもれない間取りの作りや、家族で過ごす空間を家の中の一等地に持ってくるという考え方がとてもいいなと感じていました。

我が家は前述した通り、子どもを授かるより先に家を建てました。

「子育ての家」に夫婦だけで2年暮らし、子どもを出産してからは3年が経ちます。まず、夫婦二人だけの暮らしについて。「子育ての家は子育て優先なので、大人や夫婦の事はないがしろにされているのではないか」と誤解されることもありますが、夫婦だけで実際に暮らしてみた感想としては「最高」でした。子どもにとって心地のいい空間は大人にとっても心地いいことはもちろん、リビング・ダイニングのワンフロアータイプの広い空間等、大人にとってもとても快適なものでした。自分たちで棚をDIYしたり、庭に家庭菜園スペースを開拓したり、BBQに焼き芋等、子どもの頃の憧れを全て叶えることが出来ました。また、夫は自室が欲しいタイプで我が家は隣の義母宅に夫の自室を設けることで「子育ての家」を建てることに了承を得たのですが、最初の1年目こそ機嫌が悪くなると隣の自室に「籠る(笑)」こともありましたが、庭で草いじりをする事が気分転換になるそうで、今では自室を利用することはなくなりました。庭の雑草もきれいになって、自室に籠るより夫の気分も晴れ一石二鳥。これも「子育ての家」ならではの心豊かな暮らしだと思います。

また、子どもが産まれてからの「子育ての家」での暮らしは、いい意味で想像通りでした。私の場合は「子育ての家」以外での育児の経験はないので、住環境による不便さなどはわからないのですが、子どもをイキイキのびのび育てられるのは間違いないです。周りを気にすることなく好きなだけ泣き、走り、飛び、歌い、踊り、そんな娘を注意することなく笑顔で見守ることができる。庭では植物や昆虫に触れ、家庭菜園で野菜を収穫し、夏はプール、花火、ウッドデッキではピクニック気分でお昼を食べ、夜には月や星空を観測して、ご近所さんに会えば話かけて貰える。「子育ての家」でなければ、私達両親もやってみようと思わなかっただろうなという経験を、娘にたくさん体験させてあげられているのではないかと思います。また、「子育ての家」で育ったおかげか、娘は道を歩いていても植物や昆虫など命あるものによく気が付き、色々なことに興味を示し、感受性豊かに育ってくれています。私としても長い育児休業を頂きましたが、圧迫感・孤独感・ストレスを感じることはなく、心豊かにのんびりと子どもに向き合い、子どもの成長を見守ることができました。

復職し、私が今思うこと。

私が復職して一番驚いたことは、価格の高騰でした。物価高の影響もあり、価格に関しては5年前私が建てた当時や、産休に入る前の相場からは考えられないほど値上がりしているなと感じました。コロナやロシアウクライナ戦争、いろいろな物の物価上昇で、住宅だけではなく食料品や日用品も含め値上がりしている時代なので、仕方がないと言えば仕方がないのですが、それでも同じ2割でも元の価格が高額だと上り幅がとても大きく感じられます。日々、依頼して下さるお客様の予算書や契約金額に触れている私でもそう感じるのですから、周囲の方から事前情報として1年以上前の金額を聞かれた方なら、より相場を高く感じるのではないでしょうか?

また、復職し初めて、育児家事仕事をこなしてみて感じたことは、とにかく日々時間がない、想像以上に慌ただしいという事です。私の場合はプレ幼稚園に通わせている状態のため、週3日、9時~16時の仕事でしたが、大変だな、余裕がないなと思うことが多々ありました。

仕事の日は、子どもと遊ぶ時間はなかなか取れず、時間に追われ次の日の事を考えると、食事もお風呂も就寝も早くしなさいと急かすばかり。本当はもっと子どもの話を聞き、一緒に遊んで笑顔で接してあげたいのに、気が付けば怒ってばかり…。週5日フルタイムで働くとなるとさらに大変だと思います。ただでさえ時間に追われてしまい、自分の意志に反して怒ることが増えてしまうのに、住環境や周りへの配慮で、飛ばない・走らない・静かにしなさいと誰も悪くないことを注意するのは家族にとって相当なストレスになることでしょう。

最後に…

最近弊社に相談して下さるお客様やその周りの親族の中には、物価高の影響もあり「想像よりも高い」、と言われることが多々あります。それでも「高いな」と感じながらも実際に子どもと過ごせる時間の貴重さ・大切さを尊重し「今」が我が家のタイミングなのだと行動される方もいれば、今なら建てられる方法があるのに、「今ではない」と現在の住環境に困りながらも変わらない選択をする方もいます。しかし、「今ではない」というなら、いつが「今」になるのでしょうか?待っていれば将来価格が下がる保証があるのでしょうか?それはいつ?来年?再来年?それとも5年後・10年後?その間、あなたの生活は?お子さんの成長は?耐えられるものなのでしょうか。そもそも、子どもと過ごせる時間を大切にしたいと動き出したあなたの「想い」はどこに行ってしまったのでしょうか?

今回復職してみて私が強く感じたのは、親がどれだけ望んだとしても子どもの成長を近くで見守られるのは、本当に限られた時しかないという事です。あっという間に3歳になった娘の成長を目の当たりすると「あぁもう過ぎてしまった時間は取り戻せないんだな」と改めて痛感します。もっとしてあげられることがあったのではないかと後悔することも多々あります。理屈では理解していましたが、時間、特に子どもと過ごせる時間は有限なのだと、親になって、働いてみてより実感しました。だからこそ私は、「子育ての家」を選択し、子どもと向き合える貴重な時間を「子育ての家」で過ごすことができてよかったと感じています。きっとどのタイミングで決断したとしても、全てが完璧な100%のタイミングはないのだと思います家族が何を大切にして、何を最優先にして判断するか、ただそれだけなのです。「子育て優先」にどれだけの価値があるか分かるのは、今目の前の我が子に日々向き合っているあなただけで、そこにかけがえのない価値があることを理解できるのも、あなただけだからだからこそ、目先の損得や周囲の声に惑わされないで、自分が今何を大切にし、優先したいのかを見失わないで欲しい。私が無期限の育休を貰った、貰うというと周囲からは「そんなに休んでいいの?」と言われることも多々あります。しかし新卒から「子育ての家」で働き、実際に3歳になる我が子に接してみて、この子とこれから産まれてくる子どもと過ごす時間以上に価値がある事はないと思っているので、私は明日から無期限の育休に入ります。(笑)

子どもを望み授かった全ての方が、少しでも後悔の少ない子どもとのかけがえのない時を過ごせますように。

 

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。