人生フルーツ(過去インスタライブから)
環境が、人をつくる——「人生フルーツ」と、ベースを整えるということ
うちに頼んでくださるお客さんが、よく『人生フルーツ』という映画の話をされます。実は私、この映画を見たことがないんです。でも、なぜこの話が繰り返し出てくるのか。今日は「環境づくり」について書かせてください。
「そうじゃないんだな」と気づく瞬間
3年前、沖縄のお客さんに相談いただいたとき、初めてこの映画のことを聞きました。その方は「家は寝るだけでいい、快適に越したことはないけど寝るだけ、と考えていた。でも映画を見て、ああ、そうじゃないんだな、こんな人生を歩みたいな、と初めて思った」とおっしゃいました。
そのタイミングでインスタで「子育ての家」を知って、「ああ、ここだ!」となった、と。家という場所を、生活拠点として、人生の環境としてどう捉えるか。そこが変わる瞬間があるんですね。
ベースが悪いと、対処療法で振り回される
子育てをしている方は、みんな「子供にどうしたらいいか」を一生懸命調べています。食べ物、習い事、学校選び。それはそれでいい。でも私が住環境を大事にするのは、それが「ベース」の問題だと思うからです。
ベースの環境が悪いと、何をやってもうまくいかない。常に対処療法で振り回されることになる。だから「子育ての家って何が違うんですか?」と聞かれたら、家の話をしているのではなく「環境の話」をしているんです。人生を元気に生きるための、環境づくりの話を。
元気に生きることに、エネルギーを注ぐ
私は私なりに元気に生きたいと思っているので、そのことにものすごくエネルギーを使います。逆に、元気を奪われるようなことには、ことごとく「ノー」と言う。「ムカつくな」と思うことがあれば、二度とこんな目に遭うか、と排除する。
でも排除するだけではダメで、「じゃあどうしたらいいんだろう」というベースになる仕組みや環境づくりに、自分の持っているものを投入する。今できなければ準備する。うちの山小屋の庭も、冬は雪で触れないので、その間ずっと「どうしようかな」と考えて、お金を用意して、順番に一つずつ決着をつけていきました。
いっぺんに解決しようとしても、うまくいかない
バタバタして決めなければいけないこともあれば、バタバタして決めなくていいこともある。いっぺんに何でも解決しようとしても、うまくいかないんです。やっぱり順番がある。極めて重要な部分から決着をつけていく。そうすると環境が整っていく。お金がなければ、より多く働くか、出費を減らすか。家計を見直して断捨離すればいいわけです。
森化するのは、心の豊かさのため
庭の森化も環境づくりです。なぜ森化するのかといえば、結局は豊かさ。心の豊かさであり、穏やかさです。妻は友達から「山小屋に何しに行くの?」と聞かれると「作業」と答えます。ずっと土と枝と向き合って、全部人力。スマホは電波が入らないので触ることもなく、1日やって帰ってくる。
最近「とっととやりましょう」「ちんたらするのやめましょう」と言い続けていたら、お客さんのスピード感が変わってきて、それがすごく嬉しいんです。よく考えると、依頼人が決めること以外が、驚くほど時間がかかる。だから、自分がコントロールできることはとっとと解決していこう、と意識しています。雑にするのではなく、堂々巡りし始めたら「ここで一度決着をつけよう」という感じですね。それでは、今日もよい一日を。

