私たちの考え

25年間の集大成(過去インスタライブから)

25年間、子育て優先の家づくりで何をしてきたのか

ある審査に応募していて、「25年間、子育て優先の家づくりって結局何なんだ」ということを、1枚のポスターにまとめる課題がありました。この2、3週間、それを整理する中で、改めて「自分は何のためにこの仕事をしているのか」を問い直すことになりました。今日はその話をさせてください。

毎日、「なんでこの仕事をしているのか」と考える

正直に言うと、私は毎日「なんでこの仕事をしているんだろう」と考えるんです。したくない、という意味ではありません。お客さんはなぜ私に頼んでくださるんだろう、と。

仕事があったから始めたわけではないんですね。何もないときに始めて、依頼があるわけでもなかった。「こういう暮らしを求めてくださる人が、日本のどこかにいるだろうな」と信じて、今もやり続けている。社会はどんどん複雑になっていくけれど、子どもを育てるという行為そのものは、人間が誕生した時からずっと続いている。その環境をどうするか、という話なんです。

うちにしか担えない役割がある

「なんで頼んでもらえるのか」は、自分でもよく分からないところがあります。でも、私が日々judgしている中身を考えると、これをやってくれる会社は、他にないんですよ。役割機能として、我々が担っているような価値を提供している会社が、日本のどこにもない。だからお客さんは、うちに頼んでくださる。

どの建設会社も、経営者として見れば「いい会社だな」と思います。でも、依頼してくださった方が求めているものが、そこでは実現できなかった。だからこそ、我々に依頼してくださるんですね。

複雑を統合し、単純化する

社会がどんどん複雑になると、複雑にぐちゃぐちゃになったものを全体で理解してやっていく人間が必要になる。そこを私はやっているんだろうな、と思います。

許認可もそうです。去年の3月まで1週間で下りていた許可が、今は2〜3ヶ月かかる。厳格化と言いますが、私からすると、ただ疎かになっているだけで、業務量だけが膨大に増えた。プロパンガスの容量まで図面に書け、と。意味がないんです。分業化が進むほど、「どれからやればいいのか」「本当にやる必要があるのか」を統括できる人がいなくなる。だから、複雑な問題を単純化する。それが私の役割なんです。

「したいこと」より「してきたこと」を聞く

最近、聞き方を変えました。以前は「大切にしたいものは何ですか」と聞いていたのですが、それだと誰でも、神社の願い事のような答えになる。「家族の健康」とか。

だから今は、「実際に大切にしてきたものは何ですか」と聞くようにしています。人生の大きな判断のとき、あなたは何を大切にしましたか、と。未来の願望より、過去と現在の話を聞く。そこに、本当の価値観が出るんですね。

「大切にしているものはあるけれど、このままじゃどうにもならない」と思うから、子育てのために家を建てる話になる。困っていないなら、今のままでいい。ただ大切にするものが違うだけなんです。

魂を込めて作ったものは、長く使える

このポスター、本当に魂を込めて作りました。本質的な問題に踏み込んで、根幹を突いて作ったものは、結果的に長く、いろんな場面で使えるんですよ。

これを作りながら、改めて「自分は何のためにこの仕事をやっているのか」「会社は何のためにあるのか」を問い直す機会になりました。約束する暮らしを、普通に素朴に叶えようと思ったら無理。だからこそ、我々に依頼していただければ実現させます。その原点を、また確かめられた気がします。それでは、今日もよい一日を。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。