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サンチャゴ巡礼の旅1

St Jean pied de port

2025/5/28

ついにこの地に来た

サンチャゴ巡礼のことを知ってから何年経っただろうか。10年以上前ということはないが5年以上前である。

きっかけはひとりの女性のブログを読んで、魅了された。星の巡礼ではない。

やってみたいなぁという素朴な想いが生まれ、それがずっと消えない。想像がつかなさ過ぎて、非現実的過ぎて。人生でやっておきたいリストを挙げると、サンチャゴ巡礼が必ず出てくる。

ちょっと調べだけで、スタート地点に着くまででも長旅。まとまった時間が必要で、お金と体力、何より意欲、パッションがいる。休みを取るか、仕事をやめるか、世捨て人になるか。子育ても働くことも終わった60代か。20年以上も先の話である。

やろうと思っていた時期に、コロナが世界を席巻していた。子供たちの進路、進学が何より大事だし、親族間の株主問題の決着、その後のM&A、その後、とすべてを放り出すか、すべてが終わるか、どちらかしかない。

仕事(経営)は休めないのだろうか?

胃潰瘍で2週間入院したと思えばよいではないか?

人生でやっておきたいことのうち、まとまった時間が必要なものは、このサンチャゴ巡礼と北アルプス大縦走である。

1ヶ月も巡礼しなくてよい。

サンチャゴで2週間、アルプスで1週間

1年間でたった1ヶ月休みがあればできるのだ。

それがなぜできないのだろうか?

来年、来年、来年

いつかはいつか?

とにかく、1回、やってみる。入口まででもやってみる。そうすればその先もやってみたいかどうか分かる。北アルプスはまさにそうだった。

2025年春

長男は大学2年になる

次男は大学進学または浪人

長女は高校2年

私は52歳

両親、義父母は80代後半と前半。まだ元気。

行けるとすれば5月末から2週間。

気候と子育てと仕事と、この時期ならなんとかなる。

昨年末、決意した。

実験してみる。

たかが2週間されど2週間

お盆でも正月でもゴールデンウィークでもなく、ワークタイムのど真ん中。

そして今日、この地に来た。来れた。

高齢の両親、義父母が元気で

家族が元気で健康で

子供たちもそれぞれ一人暮らしの学生生活を悪戦苦闘しながら元気に育ち、

社員も頑張ってくれて、

人材獲得も成功して、

お客様にも恵まれて、

次の依頼もあって、

山小屋コヤキチも、順調に進んで

とにかく善き人たちに囲まれて

奇跡としか言いようがない^ ^

いちばんは妻の理解と協力と後押し。

すべてに感謝^ ^

長崎空港にて妻が見送りしてくれた。ゲートを過ぎたら涙が溢れた

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。