MY LIFE

サンチャゴ巡礼の旅へ〜人生でやっておきたいことリスト〜
<サンチャゴ巡礼へ>
商売というか、経営というか、事業、ビジネスがうまくいかなくなってくるたびに、そもそも事業の目的=働く目的、この仕事をする目的は何かを自問自答する。より強く問う。状況がどう考えても悪化して行くとさらに深掘りする機会になる。別の道があるのではないか。
そんな私は明日から2週間の長期休暇を取る。
25年前の謹慎処分1ヶ月以来である。
25年前もスペイン遊学だった。
この四半世紀、大病も入院も手術もせず、メンタルも大丈夫で、インフルエンザにもコロナにも罹患せず、体調不良で休むことはあっても、二日続けて仕事を休んだことはない。
結果的に、まだ生き残っているので、頭は賢くはないが、しぶとい面はあるのだろう。そして賢い体。無理が効かないから無理しないし、無理しないから体調を大きく崩さない。短期戦には弱いが超長期戦において強みを発揮する。
とはいえ、心の疲労は蓄積される。意欲という心。
病気しないというより病気になったら会社も事業も壊れちゃうから、そうならないように心身の健康を第一に考える。お客様にも多大な迷惑をかける。何気にずっとピリピリと緊張状態である。
自分がやってみたいことをやるには、まとまった時間が必要。
長期の休みを取るには定年後しかないのか?
会社をたたみ、仕事を辞めるしかないのか?
休むだけなら、大病するしかないのか?
そんなことはないはずなんだけど、怖いし、経営者が休むということには従業員のそれよりも罪悪感がある。現実問題として組織がない当社だと、僕が営業マンで売上の100%なので、僕の営業成績が会社の収入の全てを決める。有給制度は経営者にはない。経営者は経営者である限り、24時間365日、経営をしているのだ。休んでも回るような仕組みにできていないのもまた経営者の力不足。
出発の日が迫るにつれて、緊張マックスである。
サンチャゴ巡礼に行くと決め、つまり、休みを取ると決めてから、この半年間、仕事も可能な限り、頑張り、調整してきた。
加えて、半年前には全く想定していなかった事態がやってきた。それはそれで乗り越えた(ということにする)。
休むともう次の仕事はないのではないか?
一生懸命、働き続けても首の皮ギリギリなのに(苦笑)
神様は、幸せな人生に必要な量を、内容を、タイミングで、仕事を与えてくださる。
昨日、こんなタイミングで決断してくださった二組がいらっしゃった。戻ってきてからも必要とされ、やるべき仕事があるというのはありがたい。
先週、家族がインフルエンザに罹患したものの、妻のパーフェクトな看病で、私にも妻にも罹患せず。ビクビクした10日間だった。
まあ、そんときは、違った形で、休みを取りなさいという神の思し召しなのだろう。
写真は一昨日の山小屋。朝から弾丸で湯布院へ行ってきました。
そして何度パッキングしたかわからない、荷物。僕の中での最小限。これで2週間。
今日はお昼まで仕事して(手につかないけど)、午後の便で羽田→パリ→ビアリッツ→電車を乗り継ぎ、巡礼スタート地点、サンジャンピエドポーへ。自宅を出てから順調にいけば36時間で宿に着きます。初日と二日目まで宿を予約していて、あとはどうなることやら。
不安99%ぐらいですね^^
とにかく、不安しかない。肩が凝る。
パリ行きの飛行機に乗れて、巡礼手帳まで受け取ったら、人生でやってみたいことリストの一つは、達成できたことになる。ぜんぶ歩かなくていい。
スタートラインに立ってみたいのだ^^
あとは無事に帰宅すること、これがいちばん大事!
2025.05.27