ヒトラーに抵抗した人々 – 反ナチ市民の勇気とは何か (中公新書)/中央公論新社

￥950
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いろんな書籍を読みますが、
グッときた一冊を紹介させて頂きます。
ヒトラーは圧倒的な国民の支持をえていた。
そういう社会環境の中で、
自らの眼の前で起こっていることー虐殺ーに対して、
自らの頭で考え、命をかけて、ただただ親切に、
人の命を大切にする、誇りを持って、勇気を持って生きた
多くの名もなき市民の方々の生き様に、
グッとくるものがありました。
本著にある、反ナチ市民グループのひとりが
処刑前に11歳の娘に宛てた手紙の一節です。
「いつでも人には親切にしなさい。
助けたり与えたりする必要のある人たちにそうすることが、
人生で一番大事なことです。
だんだん自分が強くなり、
楽しいこともどんどん増えてきて、
いっぱい勉強するようになると、
それだけ人々を助けることができるようになるのです。
これから頑張ってね、さようなら。
お父さんより」
おそらくいまの私と同年代の父親です。
こういう矜持がいまの私にはありませんが、
子供へ伝えるのと同様に、
自分自身もしっかり日々心がけ、
実践していかなければならないと思いました。
ぜひ読まれてみてください。