話を「まとめる」ということ
昨日は小川の家77(大阪K様)の建物契約のため和歌山へ。
無事、契約成立 おめでとうございます
※今回は建築地が大阪南部のため、施工は和歌山のW社が引き受けて下さることに。
家族が心豊かで健康に暮らせる家は、利害関係者すべての理解と協力がなければ実現しません。
お客様がOKすることはもちろんですが、金融機関、土地分譲業者、施工会社が「これなら合意できる」という条件交渉がまとまらないかぎり、すべては「絵にかいたモチ」で終わります。
一般的には「お客様=神様」という認識ですが、少なくとも家づくりにおいては、消費者が「神様気分」でいると思わぬ落とし穴(しかもかなり深い)が待っている場合が多い。
私の役割は、それぞれの要望・要求の上限下限を踏まえ、ギリギリの接点をみつけ、そこに皆さんを導くことです。
「まともな話」であれば、利害関係者のうち特定の誰かだけが、例えばお客様だけがすごく有利な条件を得るということは、あり得ません。
少なくとも「子育て優先」の家づくりでは、誰か一人が得する話というのは、それ以外の多くの人が損することですので、これは一見うまく行ってそうに見えても、必ずどこかに落とし穴が潜んでいます。
利害関係者が「合意できる条件」というのは、経済情勢と合わせて、刻々と変化しています。今回Aという接点だったからといって、次回もAというわけではありません。
契約&その後の打合せを終えた後のK様ご夫婦の何とも言えない表情が印象的でした。
契約の席上そのものは「あっさり」したものですが、そこまでの過程というのはすごく複雑で関係者全員ギリギリの攻防です(笑)。だって、家づくりは家族にとっても、私がその家族のために仕事をさせていただくのも、一生に一度しかない選択・決定の機会ですから。
K様、おめでとうございます。
住宅ローンの審査が終われば、あとは、模型通り、我が家が姿を現します。