家づくりについて
『良い家』について、真剣に考え始めたのは、ちょうど4年前(1999年、当時26歳)からです。
きっかけは、『お宅の会社の土地は良いけど、家はダサいから、頼みたくない。』というお客様からの強烈な一言でした。
『お客様の満足』の名の下に、殆どの住宅関係者は、素人であるお客様から『言われた通り』に家をつくります。
『お客様の要望を満足する』事は確かに大切な事ですが、僕は、家づくりに対するそういう姿勢は、住宅のプロとしては「手抜き」だと思います。
『家庭とは、庭のある家』と書きます。
『家づくり』は『家庭づくり』です。
『良い家』の条件は難しいですが、『良い家庭』と置き換えてみると、それに必要な条件は見えてきます。
つまり、どういう家を選ぶかは、どういう『家庭』を築いていくのかと言う事です。
情報は発達し、法律はおかしな方向へ厳しくなり、商品はあふれています。
安易な発想の「安くて見栄えが良くて住めればよい』家は増え続けていますが、住む人のココロやカラダの健康そして、地球環境の事を考えた「家』が増えているかといえば、残念ながらそうではないのが現実です。
『家」は、家庭生活の基礎です。
基礎がしっかりしていないと、その上に何をつくってもうまくいきません。
この「基礎』に必要な要素をじっくりと考えたいと思います。
「キレる子どもが育たない子育て優先の家づくり」より 2003年9月発行
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子どもと子育てを中心に据えた時の、母親の心身の健康が真の問題なのだとわかってきました。
母親の心身を健康状態に保つ、保ち続けること、そのための環境整備がまず重要であって、それがしっかりと安心、安全なものが確保できれば、自ずと子ども、子育てもお互いより良い状態、日常になっていく。
その前提とは、母親が我が子の健やかな成長を心から望んでいるという生き方、家庭観、子育て観、幸福観にあります。
この前提が異なれば、子育て優先の家づくりはその家族にとっての幸せな人生に役立つ道具を提供できないです。
今の住居で+30年をイメージしてみてください。+20年でもいい。子供が巣立っていくまでの日常をイメージしてみてください。
ニコニコワクワクできるなら、今のままがいい。そうじゃなければ、変える。家具を変えるのではなく、環境を変える。

