新商品SSタイプ誕生〜ブランドとは何か〜
建物タイプ(S、M、L)、地域、家づくり診断無料サービスなど、すべてにおいて、「子育ての家」というブランドに基づく商品、サービスを提供しています。
ここでいうブランドとは、信頼、信念、スピリッツ、魂、顧客価値、約束、品質基準、ポリシー、価値観、理想、理念などを統合したものであり、一つ一つの仕事を通じて、構築され、自らが文化的なもの、アイデンティティとして認識したもの、他者がブランド(〜らしさ)としてみなしたものです。一朝一夕でできるものではありません。
子育て優先の家づくりとは、私が25年ほど前に掲げたものですが、それ以前の1969年に小川工務店を両親が創業し、そこから連綿と継承された家づくり、経営、生き方や価値観に関するものが土台となり、55年の歴史を積み重ね、構築されたものがあります。それらを踏まえ、統合した上で、現在SSタイプという新商品を生み出そうとしています。
それは間取りやコストだけの問題ではなく、品質基準、使いやすさ、実際に作っていただく職人さんたちのこと、未来のことも踏まえて、です
SSタイプの開発目的は主に2つ
・狭小地への対応
・急激な物価上昇に伴う建設コスト増への対応
・子ども一人、都市型への対応
2割、3割という建設費の上昇、加えて、地価の上昇。
給与は増えていくものの、最低賃金が大幅改定されましたが、給与上昇のスピードと物価の上昇には時差が生じます。
「買えなければ意味がない」
「手頃な価格で提供する」
この二つは、当社のブランド=使命、存在目的の根幹の一つです。
価格(コスト)を抑えるために、安物をつくるのはブランドに反する。基本理念に基づき、創意工夫する。
そもそも2016年に自由設計を卒業して、S、M、Lを商品化した背景も、社会の複雑化やコスト増、社会にあるであろう潜在的なニーズに対応したものだった。SSの商品化はずっと頭にあり、プランはあり、それがようやく、というタイミングです。
諦めさせたくないし、僕も諦めたくないんですよね。
すげえ、クリエイティブで、イノベーティブなデザインで、姿を現しつつあります。コストも重要なので、今、メーカー等、資材も新しいものを取り寄せています。
まもなく、誕生です。