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素人考えをきかないのはなぜか

マインドマップが広がっていく。

・採用=被雇用者にとって働く価値はなにか
・依頼=顧客の創造=人と社会に提供する価値は何か。
・経営=なぜこの事業をやっているのか。そもそもどんな会社なのか
・商品=家=道具=顧客価値は何か。
・サービス=家づくり=手段=顧客価値は何か。

「この指とまれ=子育て優先」で「竹槍1本」
まぐれで生き残ってきているわけではないので、それぞれに理由がある。背景=事実と現実があって、解決策としての論理がある。

不動産・住宅建築業界に入った1997年から、自分でつくってきたから、自分の頭の中には、実践知とセットで、判断してきた物差しがあるわけだけど、それが整理、言語化、体系化されているわけではない。

会社案内といっても、そこに経営とビジネスモデルのUSPが明示されていることはほとんどない。

サイトを作り直すために、製作者に説明して理解してもらう必要があるし、お客様、相談者に対しても、あーなるほど、そういうことか、と腹落ちしてもらう必要がある。採用もまた然り。

弊社の従業員が何をどの程度理解しているのか、そもそも全てを正しく理解する必要性が働く人にはない。

住宅会社と言っても、一般的な住宅会社とは異質だし、工務店でもないし、不動産会社でもない。設計事務所とも一線を画す。

コンセプトを掲げ、iPhoneみたいな家を売っているわけだけど、そのメタファーで、なるほど!って理解してくれる人もいれば、その説明が必要な人もいる。説明しても理解できない方もいる。

カロリーメイトとかリポビタミンゴールドとか、そういう長く愛され続ける家をつくりたいし、実際に、つくって売っているという自負はある。

一貫したコンセプトに基づき、プロダクトデザインされた家で、ずっと売り続けている家って、日本にはない。当社だけなんですよね。

家という商品特性として、超長期間にわたり、使う、使われる道具であり、社会インフラでもあるわけだから、今期売れさえすればいい、場当たり的に変えるようなものではないという考えです。簡単に廃棄処分できないですし。

まあ、なかなか理解してもらえないわなあ(苦笑)だけど、OB家族と話していると、このつくり込んできた、刃を研いできた、その本質部分が依頼の決め手になっているんですね、それは一つの要素だけではなく、いくつかの重要な構成要素に、共感してくださっていた。

安易に素人の言いなりにならないのは対応が不誠実だからではなく、プロとしての誠実さだというスタンスです。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。