MY LIFE

槍トレその3 登山の魅力はルールがないこと〜家族登山の最高峰へ〜

7/18(日)
長男キハチは部活。金泉寺(多良山系)に登るとのこと。朝から長崎駅まで送る。パッキングも慣れてきたようだ。

槍トレその3
元宮公園から寺岳→佐敷岳→小八郎岳→八郎岳→平山へ下山するルート。娘ナナと妻を何とかして槍の頂に立たせたい。娘はそんな願望も意思もないわけですが、登る?と意思を確認して、登る、と決めたわけだから、しぶしぶでも嫌々でも準備だけは設定する。それをやるかどうかは本人次第。そもそも2年前、涸沢カールに登った際、私と長男キハチ、次男イッペイは北穂高岳まで登ったんです。その時、降りてきて山小屋で合流したら「私も北穂に登りたかった、登れたし」とブツクサふてくされまして(苦笑)。

長男は水泳部で鍛え、高校で登山部に入っていますので、体力的には十分。次男イッペイもサッカー部ですので、こちらも問題ない。妻は、今、頑張って、ジムで鍛えているので、大丈夫。体力的にも精神的にも、最も槍の登頂が難しいのは娘ナナ。中学はコーラス部。体は大きくなったわけですが、体力も筋力もダダ落ち。なので、これは登るなら、最低限のメニューをこなしてもらわないといけない。

元宮→寺岳は急登です。足元も悪いし、荒れているし、鬱蒼としていて、登山がまったく楽しくないルートです。虫もいるし、時に蜘蛛の巣はあるし、暑いし、とにかく、最悪です。

予想はしていましたが、不機嫌マックス。それでも一歩一歩、休み休み、励ましながら、1時間で寺岳登頂。ここから景色が見えたり、尾根のアップダウン、風も涼しかったり、暑かったり、コースも分かりづらい場所もあり、小さなテープを頼りにルートファイティングあり、で、調子も出てきて機嫌が良くなりました。

子どもたちの成長を実感しますし、幸せなことです。登山の魅力というのは、運動神経が関係ない、ルールがない、技術も特別な筋力も体力も必要ないことです。それぞれのペースで、それぞれ好きなもの、ウエアも装備も自由です。自分の足で苦労してブツブツ言いながら登った山や岩場から見えた景色というのは美しく、気持ちがいいものです。

娘が3歳の時から始めた家族登山。

槍ヶ岳はその集大成です。

当日、登頂できるかどうかはわかりませんが、それは重要ではありません。

槍に登ると決めて、それに向けて、できる限り準備する。その過程が面白いし、幸せなのです。ムカつくこともたくさんあるわけですが、じっとしていて、じゃあ、何が楽しいのかというと、楽しくない。それが続く子育てとか人生とか、私にとってはつまらないし、授かった命の使い方として、これほどもったいない、不誠実、不真面目なことはないと信じています。

今回のトレーニングの目標は、暑さと湿度になれる、足場の悪い急登になれる、4時間〜6時間の行動になれること。山登りって、特別な技術も体力もいらないので、シンプルに、山に入って歩けばいいんですよね。できる限り長い時間、山に入って、体を動かす。慣れてきます。補給や休憩のタイミング、リズム、足取りなど、いつ何をどの程度食べれば体が動くのか(動かなくなるのか)。一発、きついのをやっておくと、当日がまったく違います。

来週もう1本、どこかの山を登って、8月1日出発です^^

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。