人生は、何回ありますか?子育ては、何回ありますか?
ある進学校から、高校1、2年生を対象に、授業の講師をしてもらえないか、という依頼がありました。
テーマについては、私に任せてもらうことになりました。
そもそも何を話すか、伝えたいことは何かを明確にすることから始めなければなりません。なぜ、私が話すのか。私が今話すとすれば、何を話すのか、それはなぜその話なのか。頭の中でグルグルなります。
ふと、降りてきた生徒さんたちへの質問。
人生は、何回ありますか?
あなたの人生は、何回ありますか?
進学校お1、2年生ですから、学校が求めているのは、進路選択に関しての参考となるものです。知識の話ではなく、生き方の話をしてほしい、というリクエストです(依頼してくださる校長、教頭先生は、私の生き方を知っているからこそのオファーです)
相手に尋ねる、というか、問うからには、私もそれに真剣に向き合う必要がありますし、覚悟が必要です。
人生は、何回ありますか?
あなたの人生は、何回ありますか?
私は、家づくりという、ほとんどの人にとって、人生に一度の大きな選択、決断に向き合う仕事をしています。家づくりは一生に一度の大きな買い物、というわけですが、実際には、人生それ自体が一生に一度というか、人生そのものが1回しかないはずなのに、人生100年時代と言われると、人生が100回あるように錯覚してしまいます。
高校1、2年生というのは、まさに、我が子と同級生なんですよね。我が子に話していることと同じことを話すようになるのではないかと思います。
同時に、
子育ては、何回ありますか?
一度しかない人生における、一度しかない子育てを、子どもと過ごせる時間と場所、環境を、自分の中で、どう優先順位をつけるか。
子育て優先の話をすると、子どもはどうせ出て行くから、自分たちの老後のことを優先して家を建てるのが合理的だ、とか、どうせ出て行くから、どこでもいい、という考えで子育てする人もいます。家賃が安いから教育資金に回せる、など。そんな姿勢で子どもと過ごしても、笑顔で暮らせないだろうな、って思います。適当な扱いをされる、大切にされないと、それって人間伝わりますから。要するに、大切じゃないってことなのね、と。はい、そうです。どうでもいいんです。
妻が夫に家の話をしても、真剣に向き合ってくれない、というパターンは多い。そういう夫婦は見てすぐわかる。笑顔がないから。夫にとっては、妻と子どもの日常なんて、どうでもいいわけです。
他方、小川の家のお客様は、ちがう。自分のことより妻と子どものこと、なんですよ。大切なものが。
人生は、何回ありますか?
コロナだからという理由で、結婚や妊娠を断念する、先送りする夫婦やパートナーが増えているとのこと。家づくりも同様に先送りしている人もいるでしょう。
でも、自分の人生は一回しかないわけだから、他人がどうこう言おうが、コロナだろうが、今元気なら、元気なうちに、大切にして欲しいですし、大切にすべきです。「時を失う」というのは真理ですから。
ということで、私自身、ついつい流れに合わせて先送り、断念しそうになることも多々あるわけですが、いやそうじゃない、そっちに流されてはいけない、と自分を鼓舞しないと、相談者や依頼主の問題を解決して、願望を実現させることはできないです。
1回しかない、我が子の子育てにとって、今の住環境で後悔しないかどうか。時を失う、というのは、優先順位を間違える、というのは、後悔先に立たずです。
家づくり診断サービスの申込み
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