伝え方、伝わり方~住宅設計解説書作成中~
サイトリニューアルのために、
小川の家「設計指針(以下、指針)」の表現方法を見直しています。
この指針は、建築地が決定した依頼主に限って、
企画設計業務の段階で説明資料としてお渡ししていたものです。
※サイト並びに資料として公開しておりません。
小川の家&設計担当:夏井が、
どのように考え、何を優先して設計しているのか。
プラン誕生を前にして、その原理原則や背景、基礎知識と認識について
依頼主にご理解頂くために作成した資料です。
従って、資料そのものは、すでに小川の家に決めて下さった方々を対象とした表現、内容になっています。
今回のサイトリニューアルに際し、
小川の家の住宅設計解説書としてまとめ、
サイトに掲載する方向で準備をしています。
理由は二つ:
まず、小川の家がお客さまに約束する価値を提供する為に、
住宅設計についての考え方、優先順位とその理由を明確に伝えたい。
次に、「豊かな心」「健康」「家族」「子ども」「信頼」を大切にした家づくりを掲げる
住宅会社はたくさん存在する=誰でも同じことを言う。
しかし現実には、
「ことば」は同じでも、完成したモノ(家)はまったくちがう。
その先に住み手にもたらされる暮らしも当然、まったくちがう。
※ユッケのお店も「安全、安心」をうたい文句にしていた
抽象的な理念や概念では、選ぶ側にとって、判断がつきにくい。
要するに「なにがどうちがうのか、分かりにくい」
この観点から、小川の家が実践していることについて、きちんと明示しておきたい。
※伝わる人には伝わる、という姿勢は、いかがなものかと。
ただ、誤解して欲しくないのは、
そもそも私は「他社とのちがい」という観点で家づくりを行っていません。
住まいの役割とは何か?
とくに子どもを育てる住環境とはどうあるべきなのか。
家族や子どもの日常を「幸せな暮らし」という観点から考えた時、
大切なものを大切にする。
それを住まい、家づくりの中で優先順位をつけて、
具現化、実践していくことにこだわっています。
強いて言えば、他社とのちがいとは、結果的に、実践面において、
「優先順位のちがい」となり、「大切にするもののちがい」となります。
そして、その先につながっていく「家族の暮らしの質がちがう」ことになる。
「小川の家に住みたい!」と感じて頂けるかどうかの設計指針解説書
「理解」×「共感」×「納得」の3要素
理念、指針や方針は、「口だけ」「文面だけ」という場合がよくありますが、
小川の家は、実践し続ける物事だけを掲げています。
姉が丹精込めて作成した資料を何度も読み返し、
人さまがつくった資料の加筆修正の難しさを痛感し、
脳ミソ壊れそうで、面倒くさいから、やめようかなと思いつつ、
見て頂く方(対象者)の前提条件がちがうわけだから、
小川の家OBの個人情報保護の観点もあるし
「ゼロからつくり直しだろうな」と、、、、
14日(土)はNさまの完成体感会
「設計」→「施工」です
「思想信条」→「設計」です
Nさんはじめ、小川の家が誕生する過程のうち、
設計編についての解説書をしっかりまとめます。