子育て優先の家づくり

じっくり考える時間しかない

同年代で働いている人のうち

わたしほど考える時間‘しか’ない人間は

珍しいのではないかと思う。

多忙とは無縁

俗に言う、ヒマジンです。

炊事・掃除・洗濯・家事・育児

習い事、仕事、残業、納期、支払い、売上

接待、ノルマ、行事、メンテナンス等々

やらなければならないことに加え、

何がしかに「追われ」ながら生きている人は案外多い。

「生きていく」という視点で

「走る(あるいは歩く)」行為は同じでも

目的地をしっかり定めて、そこに向かって自律的に進んでいればよいのですが、

とにかく走らざるを得ない(=じっくり考える時間がない)という人も多い。

お客さまが私に期待し、求めていることは、

「小川さん、(私たちの代わりに、私たちにとって最善・最適の求める暮らしが叶うように)よーく考えて下さいね」

だと思う。

なぜかというと、

「言った通りにしかしない、あるいは、

(知識不足&未経験&多忙な)私たちの思いつき程度でできる問題なら、

小川さんにお願いする必然性がない」から。

マイホームを購入しようとするとき、

それが注文住宅であれマンションであれ、

誰だって、真剣に、必死に考えます。

(新築に比べて価格だけが)‘安い’中古物件であっても、

人生で最も高価な買い物なのですから。

しかし、その「考える内容」

すなわち範囲・期間・リスク・成果など、

考えれば考えるほど分からないことが増えてくる。

つまり、判断基準がぶれるというより、何を軸にしてよいのか、

どこへ向かって家庭を築いていこうとしているのかすら、

分からなくなる。

真剣に子どもの心身の健康を考えるほど

「このままだとどうなるのだろう」と不安になる。

私の出番はというと、

「たくさん考えたけど、具体的にどうしたらよいか分からない」

という結論に至った時ではないか、と思うのです。

なので、私の役目は各家庭の状況をよく把握し、

経験知・実践知・最新の知見を踏まえ

激変する世の中を見渡し、さらに深く考え抜き

最善最適のシナリオを提示し実現まで導くこと、

に設定しています。

社会的評価として、

「よく考えること」が暇な時にすべきことならば

わたしは超「ヒマジン」です。

ただ、わたしの場合、

相談・依頼してくださったご家族の

これからの暮らしにとって

「よりよく生きるにはどうしたらよいか」を

多忙な夫婦の代わりにプロとして考えるのが役目ですから、

私にとって、「よく考えることができる環境を整えておくこと」は最優先事項です。

梅雨ですね。

外出頻度は、住環境の悪さに比例する。

懐かしのピリカラ教訓を思い出しました。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。