心豊かで健康な暮らし

世田谷論~住みたい街と求める暮らしが叶う街のちがい~

土地を持たない場合、豊かな心で健康に暮らせる住環境の取得・実現には、「土地探し」がこれまでも、これからも、ついて回る。家と土地(周辺環境含む)は一体なので。

住みたいエリアの問題(要望)は、それが全国どんな地域であれ、発生する。地方だから容易というわけでは決してない。

小川の家の場合、お客さまの奮闘記にもあるように、「想定外」の土地で決まる場合もある。理由は単純明快。要望エリア内に、小川の家独自の土地選定基準=住宅地としての品質基準を満たし、且つ資金制約の範囲内のものがなかったから。

要するに、売り地はあるが、独自の品質基準を満足したものがなかった。

土地選定に独自の品質基準を設定している住宅建築会社というのは、全国探してもおそらく小川の家だけ。

なぜかというと、小川の家が提供する価値、お客さまが私たちに期待し、求める価値とは「家族が心豊かで健康に暮らせる家+土地」であり、それを果たすには、建物同様、土地に関しても品質基準が必要となる。顧客が選んだ土地に、単に家(建物)だけ建築すればよい、という仕事とは出発点も目的地も異なるのです。

住みたいエリアでは実現しなかった家族は、不幸、不満な暮らしになったのか?

お客さまの声を確認していただければお分かりの通り、そうではない。

その家族にとって、

求める暮らしが叶う場所(地名)は、

当初思っていたエリアではなかった、

あるいは、そこには存在しなかった、

分譲中の物件は、(我が家の)資金制約を超えていた

など、様々な観点から調査検討した末の、結果論=落ち着き先です。

※資金制約を超える(ちょっと無理すれば論)=幸せな家庭を築くどころか、暮らし自体を破壊する。

住みたいエリアというのは、それが何となくであれ、理由があれ、絶対的な根拠に乏しい=「思い込み」に過ぎない場合もある。※(利便性等のパーツで)よかれと判断して、選んで住んでいる現住居での暮らし自体は「BAD」なのだから。

地名=印象=先入観がある。

長崎には長崎の雰囲気がある。

しかし、実際に自らが住み、暮らす場所というのは、ピンポイントです。

たとえ、どんくさい地名であっても、実際にその唯一無二の土地が放つ気分というのは、日々の生活において、大きな影響力を持つ。逆に、地名によい印象(=単なる先入観、土地勘)を持っていても、「ここはあり得ない」というのは案外多い。

世田谷在住と言われると、田舎者の私は知的でお金持ちで住みやすそうな先入観がある。

しかし、実際に我が家の資金力でピンポイントで土地を指定された時、そこが我が家が豊かな心で健康に暮らせる場所か?となると、それは違う。※極小地を高い塀で囲い、天窓からしか日が入らないような場所で、子育てはできない!

建築できる、あるいは、住める、ということと

豊かな心で健康に暮らせる、子どもが心身ともに健やかに育つ、ということとは、判断の観点が違う。

土地選定に限らず、先入観とは、判断・選択・優先順位を誤らせる誘惑と言える。

先入観をなくすことは不可能だが、その怖さを認識し、それにとらわれないようにすることが大事です。

ちなみに、マイホーム取得の要件のうち、

指定エリア以外が絶対NGの場合、

その家族にとってのマイホームに求める優先順位は「地名」であり、

小川の家がこだわる「子育ては本体」とはちがう、というだけです。

【注意】

希望エリアに絶対ない、というわけではありません。

つくば市のYさんのように、すぐ近くに「たった一区画だけ」ある場合がある。

落ち着き先は、その土地とのご縁です。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。