走り回れる住環境を与えないということ
先日NHKにて
「転んだとき、手をつけなくなっている小学生の急増が問題化」
という特集があった。
理由は、
「幼少期に、外遊びが十分ではなかったから」
と教員たちはみているとのこと。
放っておくわけにはいかないので、
「小学校で、手をつく練習(危険回避の仕方)を教えている」
という内容だった。
猛烈な成長スピードを発揮する3歳頃、
あるいは、小学校入学前の貴重な時期に、
「(自由に)外遊びができない」住環境を
親が我が子に与えることによって、
「室内でおとなしく=育てやすいとも言う」
あるいは、
「英会話など幼児教育に通わせて」
育った子どもたちが、
しっかり「学問」すべき時期に、
小学校の体育や課外授業で
「転び方」を「勉強」することに
費やすことになるとは、
なんとも皮肉というか、、、
そういえば、
以前読んだ↓
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に「社会や家庭の問題を、教育機関が解決すべき、という風潮になってしまった」
という主旨の内容がありましたが、
幼少期に、親が外遊びをさせなかったツケを
小学校教育で払わされるわけですから、
先生方、ご苦労様です。
※誰もが習ったことすべてを身につけることができるわけではないので、
カリキュラムにあるからといって、皆が習得できるわけではないのですが、、、
【付記】
教育関係者自身が、
「自由に外遊びができないような住環境」
を我が子に与えていないことを望むばかりです。