考えていない
「子育ての住環境」を選択する判断基準・要望として
■子どもがノビノビ健康に暮らせること
■通勤時間が30分以内であること
がある。
前者を優先する人は、結果的に通勤時間が1時間になっても仕方がないと考える。
後者を譲れない(=要求)人は、通勤時間が35分になるような場所は「考えていない」とのたまう。
これはですね、
要望の違いではなく、生き方の違いです。
両者とも「子どもにとって良いこと」を求めているが、
少なくとも後者の真意(考え方)は、
まず、親(己)にとって都合がよいことが担保された後での、
子どもの心身の健康であり、
自らの便益を減らしてまで、
わが子が心身ともに健康に育つことを優先するという生き方は
まさに「考えていない」のです。
考えていない=あり得ない
考えてもいなかった土地で、
考えてもみなかった間取りで、
思い描いた以上の暮らしを手に入れ、
心豊かな日常を、
充実した子育てをする小川の家OBたち。
そして何よりイキイキ育つ子どもたち。
土地や建物は、暮らしの道具にすぎない。
私の仕事は、依頼してくださった家族が心豊かで健康に暮らせるよう、
依頼主の能力に見合った道具をチョイスし、具現化することに尽きる。
【付記】
わが子がノビノビ健康に育つことを犠牲にしてまで、
勤務先やスーパーまでの距離を1m・1秒でも短縮することを
優先する考え方では、小川の家の暮らしは手に入らない。