私たちの考え

私の利益、社会の利益

先週末、熊本へ行った。

往路は、高速道路土日割引1,000円

帰路は、有明フェリー2,380円

高速道路は渋滞していたが、フェリーは閑散としていた。

高速道路のパーキングエリアには自販機が並び、

パートや派遣の人たちが’週末だけ必要とされ’働いておられた。

フェリーはというと、30代、40代、50代の、

まさに一家の大黒柱であるお父さん方が危険と隣り合わせで働いておられた。

彼らは船舶に関する難しい資格を取得し、経験を積んできた。

高速道路1000円、その先の無料化。

すでにフェリー業界での人員削減、倒産、廃業は増えている。

補助金で補う、ではなく、

生きる喜び、働く喜び、誇りを奪う政策というのは、

果たして日本社会を豊かにするのだろうか。

新たな国内産業を’雇用の場として’創出しなければ、と賢者が言う。

しかし、目の前の成熟した国内産業(雇用の場)を

意図的に衰退させる手段は、賢明といえるのだろうか。

昔と比べて、フェリーは格段にきれいに、快適に、迅速になっているものもある。

(私が)働いて得た報酬は、どう使われたいか?

ETCという機械で1,000円使うより、

フェリー乗り場で2,380円手渡した方が、

お金が活かされ、幸せな気分になった。

フェリーって、移動手段としての地産地消です。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。