いちばん大切なものは目の前にある
3/30(木)
ご依頼をいただいているNさんと打ち合わせ。
いつも穏やかに、事務所の床をハイハイし、ときに頭をぶつけて泣く彼女。
そんな彼女が昨日、ある瞬間に雄叫びをあげた。
それはご夫婦が土地と建物を「これで行こう」決めた瞬間だった。
伝わるんです。
いや、子どもだから、赤ちゃんだからこそ、いちばん大切な物事が何か、本質がわかるんです。
小川の家とのご縁は、彼女が引き寄せている。
いつも思うんですよね、子どもが、赤ちゃんが、ときにはお腹の赤ちゃんが、小川の家を引き寄せてくれているんだと。
子どもは自分での物事を決めることはできないし、住居を選ぶこともできなければ、購入する力もない。でも「ここだけは勘弁してくれ」「ここから脱出させてくれ」「こんな家で育ててくれ」という意思表示を、身体全部と表情をつかって、まさに全身全霊で伝えようとする。それを引き受けて、子どものために行動できるかどうか、それは母親、父親それぞれにかかっている。
愛情を注ぐって要するにこういうことなんだろうなあと。
いちばん大切なものは目に見えないんだよね、と星の王子様はいう。
確かにそういう部分もあるけれど、
いちばん大切なものは、こうして目の前に、姿形をもって、しっかり意思表示して、まさに目に見える形で、あるんですよね。問題は、それを見て見ぬ振りをするかどうか。
モデルハウスの体感会にもたくさんお越しくださり、有難いです。
お子様の反応をみて、小川の家のよさを再確認、実感する方もいらっしゃれば、収納や部屋数に目がいく母親もいらっしゃるようで、その人にとって、いちばん大切なものが何かがみえる場になります。
思うに、部屋数とか、設備とか、そういう部分しか目がいかない人というのは、ただ単に、人生においていちばん大切なものは何か、と問う機会がまだない、だから気づかないだけだと思います。小川の家を通じて、そういう視点で物事をみて、家と今の住環境での暮らしと人生が望むものになっているのかどうか、これから明るい未来が期待できるのかどうか、考えてみていただければ幸いです。
春だからか、たくさんのご相談をいただき、有難うございます。
ひとつひとつ深く考えて、対応していきますので、
返信等遅くなるときもあるかと思います。ご容赦ください。
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