初めての方へ

いちばん大切なものは目に見えないんだよね

親友Aさん(NHKの番組プロデューサー)が書籍を上梓した。
Aさんとのご縁は、彼がNHK長崎支局時代に小川の家の「子育て優先住宅」を特集番組として取り上げ、主催して下さったこと。かれこれ十年以上前のこと。それ以来、親しくして頂いている。彼は今、「100分de名著」のチーフプロデューサー。

彼の新刊が発売され、アマゾンから届いた。その名もまさに「名著力」
彼が仕事と人生における様々な場面で名著によっていかに成長することができたか、困難を乗り越えることができたか、が語られている。一気に読了した。

その中の一節に、名著「星の王子さま」から引用されている
「いちばん大切なものは、目に見えないんだよね」

私が、小川の家がいちばん大切にしているものは、目には見えない。数値化もできないし、値札もつけられない。でも、いちばん大切にしているものを、事業と仕事と家づくりを通じて、大切にし続けている。うまく表現できないし、見積書として提示できないけれど。それはそもそもそういうものなんだよな、と。

子どもの心身の健康、子どもの意欲や好奇心、感性、
母親の苦悩やストレス、喜び、幸福感
そういうものは目に見えない。

小川の家に相談して下さる母親は、いまの住居での暮らしと人生、子育てに何らかのストレスを抱えている。同じ住居で暮らしている夫は「(そんな妻の苦悩に対して)自分はそれほど困っていない」と応じる。そう、妻が、子どもが困っていること、ストレスと感じていることは目に見えないわけです。
妻が一生懸命「暮らしを変えたい」と願望を伝えても、なかなか心に届かない。資料を見せてくれ、見積もりやプランを見せてくれ、良い物件があれば買ってもよい。

母親が暮らしを変えたい本質的な理由は
いちばん大切なものを大切にしたいからではないかと私は考えています。

私はいちばん大切なものはなにかを常に問い、
その答えは殆どが目に見えないものだけど、
それを大切にすることに徹している。
目に見えないものを大切にするとはどういう行為なのか?を自問自答し、自分なりの解を実践します。

子育て優先の家づくりについて、説明して下さい、
と言われると、
家族と子どもの人生において、
大切なものは何かを問い、
優先順位をつけ、
実践することです、
となる。

小川の家は
・子どもがのびのび健康に育つこと
・家族が心身ともに健康に暮らせること
・経済的に困窮しないこと
・環境負荷が最小限であること
・安全、安心、快適に暮らせること
・景観に配慮すること
・家づくりに関わるすべての職人さんたちや関係者が良い仕事に集中できること
を大切にすることを通じて、
家族仲良く、明るく、楽しく、会話にあふれる日常が過ごせる住まいを提供する。
それがその家族の幸福な人生の構築に貢献すると信じているから。

目に見えないものを説明するのは大変ですが、いちばん大切なものを論理で説明することが可能なのか?というと、そういうものにはなじまないような気がします。気づくかどうか、気づいてもらえるかどうか、だけではないかと。
つまるところ、こうしてブログを十年以上も書き続けているのも、気づいてもらうにはどうすればよいか、の試行錯誤なんでしょうね。私も書きながら、やりながら、向き合いながら気づくわけですし。

3月も終わりです。
「暮らしを変えたい」と思われている方へ、まずは家づくり診断(無料)を活用されてください。
※申込み:info@ogawanoie.jp TEL095-879-7888

問い:いちばん大切なものってなんですか?どうすれば分かるんですか?
→ 失っていちばん困るもの、かけがえのないもの、だと思います。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。