子育て優先の家づくり

祝ご契約@福岡

土曜日の夜は、Aさん(仮名)の祝日ご契約のため、福岡へ。

これで、福岡での実績も5棟目。
地域性もかなり把握できるようになってきました。
マイホーム購入は、
誰といつ結婚するかを決めるのと同様、
ある人にとっては、シンプル、
ある人にとっては、極めて複雑な問題です。
複雑な問題とは、たくさんの連立方程式を
いっぺんに解決するようなミラクル解を求め続けるというもの。
連立方程式が増える原因は、
本人がそうしているだけであって、
結婚だから複雑になるわけではない。
マイホーム購入にはいくつかの手段があります。
中古、新築、マンション、戸建、親族所有地への建築など。
そのなかでも
「土地から購入して、注文住宅を新築する」
という手段は、自ら判断、選択しなければならない分岐点が多い。
とはいえ、選択肢が無限にあるのか?というとそんなことはない。
実際には、選択肢は、限られている。
まず、お金の問題。
これほど単純明快なものはない。
収入、預貯金、年齢は選択ではなく結果、客観的事実。
その結果が当人の制約&前提条件となり、
予算については「できる範囲」が数字で現れる。
次に、時間。
人間は必ず死にます。
いつ死ぬかが分からないだけであり、死は避けられない。
サラリーマンであれ、自営業者であれ、
元気に働くことで、お金を稼げる時間は限られている。
子どもが生まれたら、親元を離れるまでの時間も決まっている。
これも「残された時間」が数字で現れる。
お金と時間の問題を数字で明確にしたら、
次の問題は、そのお金と時間を何にどう使うか、を選択する。
私はこれを「自分と家族の命の消費の仕方を考える」ことだと解釈しています。
べたな表現でいうと、ライフスタイル、生き方です。
実際には、すでに毎日命を消費しているわけで、
マイホーム購入の選択において重要なのは、
これから、残された自分と家族の命をどう消費するかを考えて、
方針を決め、実行すること点にある。
自分の人生ですから、自分で考えて、方針を決めるためには、
自分の判断基準=物差しが必要になります。
欲しいものややりたいことがたくさんあっても、
両手に持てるもの、背負えるものには限りがありますので、
何を持つか、捨てるか、優先順位をつける必要がある。
これを「自分の価値観」といいます。
自分の価値観に従って、命を消費する人を
世間ではときに「変人」=「変わった人」といいます。
価値観は人それぞれのはずなので、
価値観に従って生きれば、自分以外の人はすべて変わった人のはずで、
標準的な人というのは、ある意味、自分の信じるところや
価値観を犠牲にして生きている人なのかもしれません。
ちなみに
私は「変わった人」とよくいわれますが、
論理と合理と直観をベースに、
極めてシンプルに生きるように心がけているだけです^^
自分が望む暮らしが叶う住まいで暮らそうとしても
大家さんのお金儲けのために作られた賃貸アパートでは、
ほとんど期待できないと思います。
実際には住んでみて初めて気づくわけですが。
気づいたからと言って、住宅展示場を見て回ったからと言って、
誰もが脱出できるわけではありません。
やはりそこには、命の消費の仕方の問題が生じます。
自分と家族の命を、どんな住環境で、今日も一日消費するのか。
いま家族が命を消費している賃貸アパートが、
家族みんな心身ともに健康に暮らせて、快適であればよいでしょうが、
そうでない場所に何年も暮らすということは、
かけがえのない命を、不快な環境に消費していることになります。
安くて、便利。
家族みんな毎日心身健康に暮らせていますか?
朝日は浴びていますか?
よく眠れますか?
子どもを不必要に叱っていませんか?
子どもはのびのび暮らせていますか?
掃除はしやすいですか?
結露の季節ですね、来年も、結露拭きに命を消費しますか?
底冷えの季節ですね、来年も冷え性を抱えますか?
赤ちゃんは授かりましたか?
二人目、3人目はどうですか?
コウノトリが来たくなるような環境を準備していますか?
冒頭の写真。
帰り際に一言「楽しみ^^」と。
だよね。
お父さん、お母さんが、君たちがのびのび健康に育つことを最優先して家を建ててくれるんだ。
絶望が希望へ変わる。
諦めから期待へ変わる。
子どもは親の姿勢と行動をよく観察しています。
*****
家づくり診断申し込みはこちら
info@ogawanoie.jp
*****

  • Facebook
  • Twitter
  • はてなブックマーク
  • @LINE

私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。