心豊かで健康な暮らし

子どもの命より、車が大事

車のローンを抱えている方が相談にいらっしゃると

基本的には

「なんらかの形で車の借金を完済して下さい」とお伝えします。

ご事情―職種、収入など-はそれぞれちがいますから、

一概には言えないわけですが、

「借金は、マイホーム購入時には、

住宅ローン1本にしましょう」

これが小川の家のスタンスです。

車の借金がなくても

1000万円以上の収入がある方でも

「2台を1台にします」

「必要があればいつでも売りますから」

とおっしゃる小川の家OBは、たくさんいらっしゃる。

なぜか。

「子育て優先」だから、です。

「車の借金が終わるまで、家はあきらめます」

という夫婦もいらっしゃる。

そういう方の多くが、

年収並みの新車を頭金ゼロ、7年~10年返済で購入している。

私は「ひとまず手放しませんか」と助言する。

マイホームかマイカーか、の選択ではありません。

子どもが心身ともに健やかに育つ環境か、いまの車か、の取捨選択です。

400万円の新車をひとまず50万円の中古にしてはどうか。

2台あるなら、1台にしてはどうか。

ひとまず、です。

なぜなら、車はいつでも買えるが

子どもの命、子育てはかけがえがないから、です。

子どもが子どもである時間は、

取り返しも、交換もできないから、です。

子どもが命をどんな住環境で消費するのか。させるのか。

それはすべて親が決めている。与えている。

「子どもの心身の健康より車」という夫婦にとって

かけがえのないモノは車なのでしょう。

しかし、私たち小川の家にとって、

車は代替があるが、我が子にはない。

「子育て優先」の小川の家に住みたいという要望をもった親であるにもかかわらず、実際の当人の判断は、子どもの命より車、です。

極端すぎる、という指摘もあるでしょうね。

このことは、極端でもないし、価値観でもない。

お金と時間を何に使うか、という客観的事実です。

今週も盛りだくさんですが、

ひとつずつ小さな勝利を積み重ねて実現させていきます。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。