世論操作
政治に限らずあらゆる場面ででてくる「世論」
それは果たして、真に世論なのだろうか。
これだけ多種・多様化した中で、世論という概念そのものに無理があると思うのは私だけでしょうか。
世論とやらの調査内容を見ると、
例えば首都圏1000人で有効回答600人でそのうち○○%と書いてある。
いろんな統計分析をかけるのだとは思いますが、それにしてもたったこれだけの調査程度で果たして世論と言えるのだろうか。そして、その質問の仕方や回答に関しても、明らかに誘導されているように関じる場面も多い。怖いことは、その世論で私たちの実生活に与えるいろいろなことが判断・決定されていくということ。
先日からこの本を読み進めています。
思うに、学校の先生たちは、始業式でこの本を父兄・保護者に薦めたらよいのに、と。
それはあくまでも教師のためではなく、子どもや親のために、です。
幼稚園や保育園から保護者あての連絡帳の中には、絵本や教材の定期購読のチラシやフリーぺーパーが入っていたりします。そういうことのひとつに、お薦めの一冊として入れる程度で。
世論調査ではなく、世論操作、マスコミの扇動的記事がこれだけ常態化してくると、私たちは自分自身でしっかり学び行動しなければ搾取され続けてしまうのではないか、と思うのです。
足元を見れば、住宅に関しても、合法的シックハウスが健康住宅として喧伝され、販売されている。怖い話です。