忘れないうちに備忘録を。
忘れないうちに備忘録を。
自宅から34時間ちょっとでブルゴスに着きました。予定通り、最後は電車が30分ぐらい遅れましたけど、なんとかホテルに着きました。ブルゴスの駅に着くと、以前見たことのある光景に「あっという間の1年だったなあ」という思いが込み上げてきます。
同じホテルに泊まり、同じスーパーで果物を買い、同じバルで一杯飲んで大聖堂を眺める。こうした時間を再び過ごすのは、非常に不思議な経験でした。
予定とか計画というか、目標を立てないとなかなか、これほど遠くまで来て、こうした贅沢な遊びをするということはできないわけですが
一方で、予定を立てすぎると、計画がうまくいかなくなったときの不安が募るのも事実です。
ロストバゲッジ一つとっても、荷物を預けるということは「もし届かなかったらどうしよう」とずっと考え続けなければいけません。それってどうなんだろう、というふうに思います。
1週間ぐらいの予定で、旅というか巡礼をするのですが、何か目標を決めて「ここまで行きたい」と考えるのも、なんだか変だなと感じています。何をするにも、例えば電車や飛行機に乗り遅れないように、あるいは何事もなく平穏に済むようにと、手前手前であれこれと準備をしてしまうのは、やはり年のせいなのかなという気もします。
明朝、バスでベロラドまでまた1時間ぐらいかけて戻るんですけれども、「なんでわざわざ戻るんだろうなあ、別にブルゴスから始めればいいのになあ」というふうに思いました。
スマホとクレジットカードのタッチ決済、あるいはテクノロジーのおかげで、何も話さずとも旅のすべてが完結してしまいます。小銭すら使わなくていい(どこかで使うこともあるのでしょうけれど)、なんだか不思議な感じです。
言葉によるコミュニケーションが取れなくても、指を差してスマホのQRコードを見せれば事足りてしまう。
マドリードに来たのは2000年以来なので、26年ぶりでした。
あの時、夜に着いて、当然インターネットもない時代だったので、ホテルをどうするか空港の案内所でなんだかんだやり取りをしました。地球の歩き方を見ながら電話をかけてもらったりして、夜遅くにマドリードのホテルに着いたことを覚えています。
あの時、初めてヨーロッパに来て「美しいなあ」と衝撃を受けたことは、今でも鮮明に記憶に残っていますね。具体的にどんなホテルだったかなどは、全然覚えていないんですけど。
日本に居場所がなくて謹慎処分になったことでヨーロッパに来たわけですけど、あの時スペインを3週間ぐらい旅して、またこうやって来るというのも不思議なものだなというふうに思いますね。
なんだかんだでスペインとは縁があるような気がしています。
丸2日近く座ってばかりの移動だったので、明日から歩けるのか不安がありますが、歩けないことはないでしょう。歩き始めて、少しずつ体を慣らしたいなと思います。

