長男大学進学〜高校に行くかどうかから決めなさい〜
2024/4/2 長男の入学式
妻が行きました。
「凛々しい」とは私の旧友がこの写真を見ての感想。
立派に育ってくれた(ムカつくことは親子でたくさんあるのはお互い様・笑)とは思いましたが、凛々しいという言葉で表現してくれた友の言葉に、なるほど、確かに。
長男の進学先は東京農業大学 地域環境科学部 造園科学科です。今年で100周年を迎える歴史と伝統のある学科です。領域としては「ランドスケープデザイン」です。
振り返ると、中学2年生の頃、高校への進学に関して、中学校から、志望校をどこにするか、調査票の記入を求められました。それから幾度となく、学校から、志望校の記入を求められます。
中2ということは、今から5年ぐらい前になる訳です。
私が常々問うて来たのは、どこに行くか、の前に、高校に進学するか否か、の判断・決断です。根っこのところにまず向き合わせる。シンプルですよ、高校に進学するということは、もっと勉強したい、ということですから。
中学の勉強すら嫌がっているのに、高校に進学したいというのは道理に反する。これが私のスタンス。同時に、高校に進学しないとしても(中卒であっても)、私としては、「中学=義務教育のレベルだから、8割はできるようになっていなさい」を要求していました。私が勉強を教えるわけではありませんが、義務教育の8割を正しく理解できていない状態で社会に出ると、要するに、正しいことが何か、正しく理解できないからです。おかしいことに気づかない、騙される、ということです。世の中、聖人君子の方が少ないですから。自分の身を守るのは自分です。自分とは、頭脳とハートと体力です。
高校に進学するか否か、に向き合う=選択する際に、もう一つ先、さらに3年先まで考える必要があります。それは高卒で働くか、大学まで進学するか。
18歳で社会人にはならない(なりたくない)、経済的にはまだ自立しない(親の脛をかじる)か否か。高卒で働きたくないのであれば、大学(または専門学校)へ進学することになる。進学するとは、もっと勉強したい、知識を身につけたい、という意思、願望。じゃあ、大学に行くのであれば、高校は進学校になるし、大学に行かないのであれば、高校は進学校ではない。
高校生になってすぐ、今度は大学の学部学科を第3志望までしつこく何度も記入を求められます。定期的に。とりあえず記入するように、早く決めろ、と指導されるわけですが、私はここでもスタンスが違う。何しに大学へ行くのか?何に興味関心があるのか?どんな領域を学びたいのか?そこに何度も向き合う。偏差値で選んではいけない。入れる大学に入る、今の偏差値で、というスタンスは、必ず破綻する。その場はごまかせても、結局、人生、ごまかしが効かない。
そんなこんなで話せばさらに長文になるわけですが、彼はこの道を選んだ。
おめでとう。心からおめでとう。
超面倒くさい父親の、面倒くさい問いに、苦悩、葛藤しながら選択して、努力して、たどり着いたスタート地点です。
面倒くさい私は次はこういう。
「大学はいかに学ぶかを学ぶところ」
同じ学費で、学ぼうと思えばどれだけでも学べるし、サボろうと思えばどれだけでも手抜きできる。
生徒ではなく学生になるのだよ、と。
成績が悪い、サボる、ということであれば、学費も仕送りもストップすることを伝えて、巣立って行きました。
どんな人生を歩んでいくのか、極めて楽しみです^^