自省録

自省録をはじめる

2024/3/17(日)
次男イッペイを部活(長崎西高バレー部)へ送ってから事務所へ。
ロング走の予定で準備していたけれど、走っている場合ではないことに睡眠中に気づく。まだ事業経営者なのだ。

事業家、経営者にいちばん重要な資質は何か?と問われれば、それは判断力に尽きる。

行動するかどうか、いつ何をどうするかも判断。
先見力があってもそれをどうするかは判断。

誰でも判断しているわけで、要は、判断の質が現実を変え、未来を作っていく。トラブルを招くのも従前に判断がある。

今日、走りに行くかどうかも判断。

正しく判断するためには余力(余裕)が必要。
判断は心と体と脳みそと実力と懐具合、なにより周辺の状況を見て、決めるわけだから、時間と体力、要するに心身健康でなければならない。バタバタしていると大事なことを見落とす。お金にも余裕が必要。お金に余裕を生むために倹約しておく。

金曜日は寿退職。社内結婚。わずか数人の会社で、独身の二人が歳の差15歳で結婚するわけですから、奇跡。

一旦退職して、引き継ぎの体制ができるまで、結局4ヶ月、パートで週3勤務してくれました。「不安です」と。会社もだけど、主人が、のほうが大きいだろう。「大丈夫よ」と。
「なんとかなるし、なんとかするし、実際に、なんとかなってるじゃん、労働時間は格段に短くなっているし、給料は増やしているし」

退職者もいますが、2週間後には、新卒と育休復帰の二人がジョイン。
去年はBKからの出向者と転職者が入社してくれたけれど、後者はわずか1週間で離職。しかも退職代行。履歴等に虚偽があった。BKの出向契約は1月に解除、こちらは業務提携を断念した。

最近社員によく話すのは、「大航海時代に、小船で航海しているんだよ」と。
船に誰を乗せるか、乗船員がいつ何をどうするか、船に何を乗せるか(海に捨てるか)、船のサイズと形状を変える、スピードを変え、迂回し、港に避難もするが、航海(ミッション)は続けるし、目的地(ビジョン)は変えない。少なくとも僕が経営者である限りにおいては(1年契約なので)

判断を間違うとどうなるかというと、かすり傷で済む場合もあれば、致命傷になるものもある。親父が創業して55年、元気に生存しているということは致命傷はまだ負ったことがない。

当社、先月から「残業しない会社」に決めまして^^

固定残業代とか労務(勤怠)管理とか、採用募集も実務も、そんなことに命を使うのが嫌になりまして(苦笑)こんなことに命を使わないと決めた。

パート従業員の仕事を正社員が労働時間でカバーするようなビジネスの仕組みは採用しない。

実際に、給与が高い会社ほど、労働時間が短い。労働時間が長くて給与が高い会社は生産性が低いだけで、私はその路線(働かせ方、働き方)には行かない。結局、ブラックですから。持続可能ではない。会社と組織は持続しても、働く人(働かされる労働者)は持続しない。必ず心身の健康を害すし、人間らしく生きられない。

で、僕が今日、日曜日に働く理由は、平日に、子育て優先して働かなかったからです^^

そしておそらく僕は、しぶとい。しつこい。捨て切れる。

以上、今朝の自省録でした

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。