MY LIFE

大学受験とは何か:超過保護な父親の受験引率の旅

#超過保護な父親の忘備録
【受験とは何か】
子と父はWHY後期受験?
インフルからの体調回復がままならぬ長男キハチと後期受験でまた千葉へ。
同じ大学、同じ学部、同じ学科を前期も後期も受験します。非常にレアな判断です。前期より後期の方が遥かに難しいわけですから。

現実問題として後期受験しても合格の可能性はほぼありません。
加えて、先週インフル罹患して、昨日まで丸5日寝込んだキハチ。

前期以降、卒業式などもあり、学習はほぼゼロ(当然)。この半年間で溜まった心身の疲労回復すらままならぬ時に、インフル罹患で全部ぶっ壊れたところに、一昨日(3/9(土))前期(第一志望)不合格の通知。

航空券も宿もキャンセル料を支払って、撤退、やめようかと随分思案しましたが、前期不合格の結果をパソコンの画面で見て、僕が「東農大は喜んで受け入れてくれるわけだから」「ランドスケープデザインは学べるわけだから」、と話したら、「(まだ)後期があるやん」って。おいおい。
実力に加えて、体ボロボロやん。

まあ、意地なんでしょうかね。最後までやり切りたいんでしょうかね、お互い。

キャンセル料のお金がもったいないなあと思うセコイ僕もいるし、その手続きも面倒だし、かといって、体調万全でも一緒に旅するのって面倒くさい相手(息子)が、さらに体調回復途中で、移動を体が耐え切れるのか、ちょっと想像しただけでもストレスです。合理的に考えると、行く意味がない。

加えて、親はアパートも探さないといけないのに、時間がないし、あと何回東京に来ればよいのか?入学式は4/2。なぜこんなに急かされるのか(コロナですぐに休講する学校なのに)

ここにくる行為に、何の意味があるのか?

受験って合格するために受験するんだと思うんですけど、それは第一の目標・目的であって、それ以外にもあるんじゃないかなあと。

それは自分がやってきたことを出し切る機会、最初で最後の唯一の機会。それって受験会場で受験するしかないからですね。現役って一生に一回しかないですしどこまでやれたのか、どこで諦めたのか、何がどのくらい力及ばずだったのか、確認するには、わかるには、最後までやり切るしかない。

記念旅行じゃないです、体調が悪いのに、試験を受けにいくわけですから、遠路はるばる、飛行機に乗って、電車を乗り継いで。

僕は何でついてきているんでしょうかね。超過保護ですよ。

一人で行け、勝手にやれ、必要なお金を言え、準備も全部やれ、保護者の同意が必要な部分だけ教えろ、自律して、自立して、自分でやれるだろうし、やらせないと自立できないじゃないか。

ぼくはなんで過保護なんでしょうかね。一緒に旅して楽しいことなんか、お互いゼロですよ(苦笑)

長男(第一子)だからでしょうか。
見届けたい、支えたい、可能性がある限り、最後まで応援したい、というのが第一でしょうし、決めたことだから最後までやり切る、ということでしょうし、そして何より、このなんとも言えない経験は、なんというか、それだけで意味がある。人生において、ものすごく価値のある意味がある。

キハチにも、俺たち、何しにいくんだろうね、何しにきているんだろうね、と。意味を問い、考える。

ぼくは両親と25年も毎日一緒に働いて、お互いに親子で背中を刺し合うというか、勘当、絶縁するしない、罵詈雑言を随分やり合いました。事業(経営)がうまくいかなくなるという現実はそういうことでもある。

なぜ受験に一緒に付き合うのかなあと思うと、ぼくが息子と働くことはないわけで、あと3週間で巣立つわけで、シンプルに、残された最後の時間を共に過ごしたいんでしょうね。見届けたいというか。

自分の子供を育てることほど、尊くて最高難易度でクリエイティブで重責で楽しくてハッピーなことってないと思うんですよ。

経営も仕事もなんだかんだで、競合がいて代替があり、お金を稼ぐ手段であって、有限責任で、たかがしれています。仕事と職責が唯一無二であることなどない。ぼくの代わり、当社の代わりはいくらでも存在するけれど、キハチにとっての父親はぼくしかいないし、ぼくにとっての子どもは、キハチとイッペイとナナしかいないし、長男はキハチしかいない。

超過保護です。


つまるところ、大切なものを大切にするという自分の生き方なんでしょうね。大切なものは何か?と自問したら、今日は仕事(会社、依頼主や従業員のために働くこと)ではない。

かわいい子には旅をさせよ、と言いますが、人生を決めていく旅をさせている、強いているんだと思います。一人旅と受験の移動は目的が違うので。

現代は便利になったおかげで(弊害で)、機内でもどこでも仕事のLINEが飛んできますから、引率ワークですねえ。

早く住むところを決めたいが、住居は生活拠点で、その重要性を最もわかっているので、安易に決めるわけにはいかない。

最後までやり切る、やり抜く。
全部終わって落ち着くのは来月の今頃だろうか。
妻と飲むために、シャンパン注文しておこう^^

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。