子育て優先の家づくり

約束は守って下さい

プロポーズの言葉を思い出しましょう。

「幸せにするから」

結婚式に誓った言葉を思い出しましょう。

「幸せな家庭を築きます」

子どもが産まれた時の言葉を思い出しましょう。

「しっかり育てる。命をかけて守るよ」

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「小川の家で暮らしたい」とパートナーに気持ちを伝えると

(反対はしないし、家を建てないとも言わないが)

「いまのままでよい(まだ先で)」

「住宅ローンはイヤ」

「このままでいいの?」

「そうは思っていないけど、、、(わがままな女だな)」

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現実を直視してみましょう。

例えば、「借金はイヤ×もう少し先で」と夫に言われた場合、夫の考えによると、マイホームは全額現金で建てるという意味になる。

過去1年間の貯蓄額が50万円だとする。

仮に総予算2,000万円でも、夫が考える「もう少し先で」とは「40年後」になる。いま30歳だとすると、夫が約束を守るのは70歳。

仮に年100万円貯蓄したとしても約束を守る、合意するのは20年後。

年間100万円貯蓄できる収入がある人が、総額2,000万円の物件に満足するとは思えないので、3,000万円とすると、もう少し先=30年後です。

長寿社会とはいえ、子育ては勿論、人生は終わっています。

いやそれ以前に、愛想尽かして別れているんじゃないでしょうか。

「小川の家に住みたい」という問題とは、

マイホームの問題ではなく、子育ての問題、暮らしと家庭生活の問題です。

つまり「これからどう生きるか。望む暮らしを叶えたい」という想いと課題にどう向き合い、どう振る舞うか、という大きな問題です。

家を建てることに協力して下さい、ではなく、そもそもの「幸せな家庭を築きます」という約束を守って下さい、と。ただそれだけです。

以上

余談:私自身は、「幸せな家庭を築く努力をします」と誓いました。なぜなら「幸せにします」という言葉は、あり得なかったから。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。