MY LIFE

次男の高校受験が終わりました〜1月末:E判定 父はどうするか?〜

昨日、次男イッペイちゃんの高校受験(県立1,私立1)が終わりました。
スッキリとやりきった表情で帰ってきてくれて、速攻、サッカー行って、ホッとしました。
「結果はコントロールできないけど、自分でできることはコントロールできる」
自分でできることはそれぞれ違います。イッペイ、私、妻、塾。それぞれやるだけやったので、総括でスッキリしています。合格を目指してやってきたので、目標達成できると嬉しいわけですが、彼より、私よりもはるかに長期間にわたって、合格のために努力をしてきた子ども、親(保護者)がたくさんいるわけですから、それはそれで仕方がないです。
去年は長男キハチ。親として初めての高校受験。塾選びから進路の決定までアレコレ奮闘しました。結果的に本人と塾との相性もよく、私のサポートは、塾の送迎と鼓舞だけで合格できました。
次男イッペイ。性格も学力も興味関心も志望校もまったく違うけれど、受験に関しては同じ塾でいいのではないかと判断しました。ただ、キハチの場合、時期的にギリギリ過ぎたし、イッペイはキハチより学力は低い、志望校の合格レベルは高いので、前倒しで塾通いを始めました。同じように送迎して、鼓舞していたのですが、キハチとイッペイとでは当然、別人。塾や講師との相性や指導法も時間経過とともにイマイチフィットしていないことがわかってきて、何より本人の意志が乏しいことが徐々にわかってきました。嫌な予感。
<1月30日までE判定:決断のとき>
9月:E判定(そりゃそうだ)
11月:E判定(ここから本気出そうか、まじで。志望校最終決定)
1月上旬:E判定(これはヤバイなあ、成果ゼロ)
1月末:E判定
何事もやり始めてから成果が出るまでには時間がかかります。成果を焦ってはいけない。
2ヶ月、3ヶ月経過しても着実な成果がゼロ。塾と本人との相性も悪く、リズムが悪い。本人もピリッとしない。とはいえ、ジタバタしてもどうにもならない。
E判定とは志望校を変えましょうです。頑張りましょう、ではありません。話にならない、というレベルさです。私自身、あれこれ反省。会社のM&A優先で彼とは本気で向き合っていなかった。まあ、過ぎたことは、しょうがない。お互い、一生懸命生きている。
完全にNGと判断したのが1/30
このままでは絶対に合格しない。
選択肢は二つ。
一つは、これまで通りダラダラと形式的に続けて、頑張ったけど不合格だったねという道(塾と本人の努力不足、頭が悪いから)。
もう一つは、やり方を抜本的に変える。つまり、私がやる(全力コミットする)。
残り5週間、全力で突っ込んでみる。学校は休め。
本人にどっちをとるか選択を迫り、後悔したくないので後者に。つまり、私が教える。鬼軍曹になる。塾の問題でも本人の問題でもなく、私の問題にする。私も責任を負う。実現請負人から合格請負人へ。
教える、鬼軍曹になると決めても受験勉強なんて、サッパリわかりません。まずは現状把握。本人は何をやっているのか。そもそも中学受験とは何か。中学生が何を勉強しているのかを把握することから始めました。いやはや、ものすごいですね。学校教育は生徒に求めすぎです。
例えば、英語でも、かなりの長文を短時間で読ませ、〜について、あなたの考えを英語で簡潔に書きなさい。公立高校の問題です(苦笑)。保護者の多くは点数と偏差値と順位しか見ないと思う。
私は勉強を教えることはできません。
例えば、雄しべと雌しべの違いがわからないからです。勉強によって、正確な知識をきちんと身につけていないからです。
他方、私ができることは、現状打破です。課題の明確化、目標達成に向けて何をどうすればよいか、優先順位をつけ、取捨選択することです。正解が一つではない問題を解く、ゴールを明確にして実現させるのが得意です。非常識への抵抗があまりありません。
合格ラインに届くにはどうすればよいか:学校行くな
原因は、単純明快。まとまった学習時間と学習量の不足。1日10時間やれば、残り35日=350時間ある。可能性はまだある。「学校は休め」と。塾と期末試験等と私の出張時以外は、朝から事務所で勉強する。1日10時間を一つのノルマにした。ゲームは2時間。
1日10時間を確保するために、午前の部、午後の部、夜の部など。なんで俺がこんな計画立てなきゃいけないんだとブツブツ思いながらも。。。スポーツチームの監督・コーチってこういうことなんだなと。参考書をめくって、模試の教科の点数や間違っている分野を見て(ほとんど間違っている)。そもそも問題が広範囲で難しい。。。こりゃ、勉強意欲は折れるわと同情する。
全体の強さはもっとも弱いところで決まる。もっとも弱いところを改善すると最大の効果が得られる
ボトルネック理論(制約理論)を徹底すればなんとかなるはず。
まずは英語。最弱だから。長文読解と英文法。テキストでわかりやすいものを探したら、キハチの使用済み(未使用)があり、これがいい。2ヶ月でやるような量を1週間でやらせた。他の4教科は後回し。しなくていい。とにかく成功体験、成果を1つ出す。
1週間、英語漬け。彼の集中力は見事だった。
週末の模試。英語だけ、ガツンと跳ね上がった。本人が自信を持てた(オレはバカではない、やっていなかっただけだ)。私もこのやり方で行けると。他の科目を順番に、最弱を日々明確にして、集中的に問題を選びながら。本人のモチベーションもある、こっちもイライラする、お互いキレないように。コロナも塾も学校もアレコレ予定が変わっていく。計画通りにいかないことはあるけれど、計画を変更しながら進める。何より、トレーニングをやり過ぎて故障しては意味がない。

気分転換に「ガネーシャ」渡したら、はまったようで(苦笑)3時間で読了。

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この5週間、時間を共に過ごして、挑戦できました。スポーツだと、親子二人三脚でって、こういうことなんだろうなあって。結果はどうあれ、幸せです。
彼の努力をそばで見て、どんな問題をどれだけやって、、どれだけできるようになったのか、どんどん解けるようになっていった。彼がものすごく成長したのがよくわかります。それは本人が一番よくわかっている。
彼の集中力と見切り力は、ものすごいことは小さい時からよくわかっているので、つまり潜在能力はピカイチなので、この5週間でそれは確信となり、英語の点数で表れ、志望校に合格してもしなくても、どんな時代、どんな環境になっても、どこでもやっていけるはずです^^
妻との昨夜の晩酌は、同じビールでも違う味わいでした^^
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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。