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「広さ・安さ・便利さ」よりも「住む人が幸せに暮らせるかどうか」〜DV対策ではないのだ〜

日経ビジネス電子版「ニッポンの活路」で紹介してくださいました。記者の吉野さんは7年前(2015年)に「善い会社」、8年前(2013年12月)に「これが売れる」で取材して頂いたご縁ですので、久しぶりの再会で楽しい時間を過ごすことができました。そもそも吉野さんがなぜ私を知ったのか?私の親友の共同通信社の政治記者:Y浦さんからの紹介。Y浦さんは去年まで官邸キャップを務めていました。Y浦さんと吉野さんは慶應の同期生です。すごいですよね。そもそもY浦さんと私がなぜ親しいかというと、Y浦さんが長崎支局時代の2005年に、私の恩師の一人、高島茂夫さんから「小川くんに、ぜひ会わせたい人がいる。彼が東京に戻るので送別会に来てくれないか」というお誘いでした。私の人生が毎日幸せなのは、善い人とのご縁に結ばれているからです。艱難辛苦はたくさんあるんですけど、善い人とのご縁、そしてその方々との長いおつきあいが私の人生をより豊かで幸せなものにしてくれます。今回の吉野さんからの取材も、心からこのご縁に感謝した次第です。

記事の反響はあります。有難いです。少し誤解されてしまう部分もあるかと思うので補足説明を。

まず、私たちは「家族の人生が幸せになるお手伝いをする」そのための家づくりを追求し、徹しています。地震などの安全性はもちろん、間取りや室内の素材を選び、お客様の住宅ローンや返済計画を決めていく際にも「住む人が幸せに暮らせるかどうか」という問いを常に持ち続けていて、それに対して、YES!!!と言い切れる、その判断基準に従う家づくりです。

「住む人が幸せに暮らせるかどうか」という視点は当たり前じゃないか!と思われると思うのですが、現実には、売れるかどうか、儲かるかどうか、他社に負けないか、ノルマを達成できるか、そういうことの方が重視されてしまいがちです。お客様の言われた通りにしておけば、契約してもらえるから、とか。面倒臭いからとりあえず言われた通りに作っておけばいいとか。提案して責任取らされたら困るとか(黙っておく)。

広くて、安くて、部屋数が多くて、便利で、というニーズに応えて、住宅を設計施工していった結果、そこで暮らす人たちの人生が壊れていってしまう、そういう事実がデータとしてあるんですよね。アトピーや喘息、偏頭痛や不眠は典型的なシックハウス症候群です。冷え性は、住宅の構造が原因です。冷えは万病の元、と言われます。不妊の原因にもなります。
間取りに関していえば、狭いアパートの時には、良くも悪くも顔を見なきゃいけなかったからコミュニケーションが取れたのに、立派な家を建てて、広い子供部屋を2階に2部屋、となったら、家族の会話が一気に減ってしまった。。。不登校はその学校との関わりの問題ですが、引きこもりとは、家族との断絶です。その原因が間取りにあるってわかると、そんなリスクをとってお客様に幸せに暮らせますよ、とは言えないです。

賃貸住宅の場合、アパートであれマンションであれ、家主は儲けはいくらか?を一番重視しています。入居してもらう必要があるので、メリットを訴求します。デザイン性、利便性、家賃の安さや最新の家電など、です。どんなメリットであれ、家主の目的は儲けるためであり、メリットはそれを得る手段です。住居を選ぶのは住む側(消費者)です。幸せに暮らせるか、という視点での住居の選択と、便利な場所に安くで住めるか、という視点では、選ぶ物件が変わってきます。問題は、どんな住居を選んでも、幸せに暮らせるという前提で選んでいる、というところです。そして実は、それが間違いであることに、入居してから気づく人もいる。気づいてもどうにもできない人もいる。住居の選択の際に「幸せに暮らせそうか」という視点で、選ぶ人は少ないんですよ。幸せに暮らせることを最優先すると、例えば、家賃がプラス数万円になるし、駅や通勤の距離も遠くなったりする。そんなの嫌だから、家賃が安い方を選ぶ。そして。。。。

自分がつくった製品やサービスで、お客様はもちろん、他の誰かが、病気になったり、家庭がうまくいかなくなったり、不幸になったら嫌じゃないですか?(笑)誰かの役に立ちたいって思って仕事をしている人がほとんどだと思うんですけど、それはやっぱり不幸の役には立ちたくないですよね。住まいが原因で生じる問題を知らなかったら、良かれと思ってやっているから問題がないんですけど、素材とか間取りや構造や住宅ローンの組み方で、相談者やお客様の家族の人生をちょっとでも不幸にしていくような、そんなことしたくないんですよ。プロとして家づくりに関わる限りにおいて、品質基準は「住む人が幸せに暮らせること」です。当社は100年後も使ってもらえる家をつくっているので、お客様はもちろん、次世代の方にとっても幸せに暮らせること、という基準が必要です。そのストレステストに耐えうるものをこれからも売りますので、ご注文、どうぞよろしくお願いします^^

【無料】とりあえず相談:家づくり診断サービスの申込み

https://docs.google.com/forms/d/1lCbeq3IWpCHs9cfdyjEOyQbyZ-44brLDX5Re3gr1koI/edit

【無料】とりあえず相談:母親のための伴走サービスの申込み

https://docs.google.com/forms/d/1Jt8wDN10tgb7bvuHC_AzVRUtxw1f7X9c5CvHGe6LuiI/edit

【無料】とりあえず住宅ローンを貸してもらえるか知りたい:資金診断サービス

https://docs.google.com/forms/d/1UDU_TAf9yl3DwoRYZJwDHKIF1Cf2Y95KYo0Ani1qDhA/edit

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。