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FFFホールディングス株式会社の完全子会社化のお知らせ

2022 年1月 25 日 株式会社小川の家 代表取締役 小川勇人

成長戦略型 M&A による FFFホールディングス株式会社の完全子会社化のお知らせ ~次のステージへ

株式会社小川の家(代表取締役:小川勇人、本社:長崎県長崎市、以下「当社」)は、 FFFホールディングス株式会社(代表取締役 CEO:中村克久、本社:福岡県福岡市、以下 「スリーエフ」)が当社の発行済株式を全て取得する形で、2021 年 12 月 22 日をもって スリーエフの完全子会社となりましたことをお知らせいたします。

1.背景

当社は、現代表の小川が、実父:小川春彌が経営する株式会社小川工務店(創業 1969 年)に入社後の 2000 年ごろ、「日本の子育ての住環境を変えたい」という想いから、「子 育て優先の家づくり」を掲げ、従来型の家づくりから大転換、その後、2007 年に子育て住 宅部門を分離独立する形で設立されました。

約 20 年前「子育て優先の家づくり」を掲げた当初から、家族が心身ともに健康に暮らせ る子育ての家を全国どこでも手ごろな価格で届けたい、そのためにはどうすればよいかを考 え、仕組みを構築して参りました。おかげさまで、全国 22 都道府県、約 200 組のご家族に 子育ての家を建てさせていただくことができました。

近年では、家づくりをさらに進化させ、自由設計を卒業して、究極の子育て住宅を開発・ 商品化し、タイプS、M、Lという形での商品ラインナップ化に成功しました。iPhone の ような家です。おかげさまで大変好評です。

並行して、直接施工対応エリアも福岡、佐賀、熊本、宮崎および鹿児島の一部などに拡大 し、各地の職人さん、専門工事業者の方々とのネットワークも構築して参りました。

2.現状の課題

一方で、大きな課題がありました。その一つは「お客様の近くにお店がないこと」でした。例えば、積水ハウスでも各県に営業所と複数のモデルハウスがあるように、マイホーム 購入、家づくりを考える消費者にとって「会社はどこにあるのか」は重要な条件です。商品 やサービスが魅力的だとしても「遠くの会社でも依頼する」という選択は、非常にハードル が高いです。現実的な選択肢から除外せざるを得ないのもよく理解できます。

 

近年、当社の資料請求・ご相談のほとんどが長崎県外からであり、7 割が福岡、熊本で す。ご相談に対して、より安心して、より安く、より確実に、より身近に対応することがで きずにいました。実際に「長崎(遠方)だから諦めざるを得ない」という結論も多数いただ きました。潜在的なニーズも含めて、まずはご相談がもっとも多い福岡に、そして、各県に モデルハウスと営業所ができれば、お役に立てる機会も増えるはずと考えていました。

加えて、「家」を、より安心して、より安く、より確実に届けるためには、モデルハウス と営業所だけでは不十分です。お客様が希望する建築エリアにおいて、信頼できる地元の専 門工事業者の方々とのネットワークも必要です。具体的には、水道業者さんや大工さん、工 務店さんなどです。なぜなら「家」は、工場で生産してデリバリーできず、店内製もでき ない、究極の現地製業だからです。

つまり、ご相談いただくご家族の問題を解決し、願望を実現するためには、各地において

営業拠点づくり
専門工事業者の方々とのネットワークづくり
人材の採用と育成

という3点セットが必要になります。当社の規模と経営力では、できません。不可能ではない かもしれませんが、見通しが立たず、時間がかかりすぎます。いま、必要としてくださるご 家族に届けることができません。かけがえのない子育ての日々が終わってしまいます。

毎日のように届く資料請求のご住所を拝見するたびに、ご相談いただく母親たちの苦悩と 切なる声に、なんとかお役に立ちたい。そのためにはどうすればよいか。

3.未来の課題

未来に目を向けると、10年後、20年後、30年後にも、同じような声が届くはずで す。未来の子育て家族に応えるには、どうすればよいか。事業の持続性と後継者の問題で す。現代表:小川は、すでに48歳です。3人の子どもがいますが、親族への承継はしない と決めていました。未来の子育て家族に応えるには、後継者の採用と育成が必要です。それ には10年近くの時間が必要です。

さらに、当社の夢:実現したい未来の一つには「子育ての家で生まれ育った子どもたちが 親になった時、また子育ての家を建ててくれること」です。究極のリピート商売です。それ を叶えることができる企業になれたら、最幸です。

4.パートナーの条件

上述の通り、子育ての家に住みたいと思ってくださるご家族に、より安心して、より安 く、より確実に、より広域で、長期にわたり、届けるにはどうすればよいか。それには、パ ートナーが必要です。そのパートナーの条件としては、

 

1 当社の理念とビジョンに共感し、信じて、ともに働いてくれる

2 福岡を本拠地とし、九州各県に営業所および各地に専門工事業者とのネットワークを持っている(そのような展開が可能)

3 短期的な収益よりも、社員を大切にして、長期的な安定と永続してきた歴史がある

4 当社社員の雇用を守り、安心して働き続けることができる(社員の成長)

5 小川が「この人の元で働いてみたい」と思う経営者が率いている

5.ご縁

「そんなパートナーが存在するのだろうか?」「やってみなければ、わからない」と自問自 答しました。そこで、友好的 M&A 支援で国内実績 No.1 の M&A 仲介会社である日本M&A センター(東証一部上場、以下「JMAC」)に、2021 年 5 月にパートナー探しを依頼し、 当社の企業査定等を経て、2021 年 8 月末より、具体的なお相手探しが始まりました。

そして、ご縁がありました。

それがスリーエフでした。「誠心・誠意」を社是とし、中村克久 CEO が率いる歴史ある 企業クループとのご縁でした。スリーエフの成長戦略は、M&A を用いた事業領域の拡大と 人財戦略に基づく、グループ内への新しい人財の獲得であり、参入領域を戸建て住宅と定 め、JMAC にパートナー企業探しを依頼していた、ちょうどそのようなタイミングでのご 縁となりました。お互い JMAC の紹介で初めてその存在を知りました

以下、公式 HP より引用

FFFホールディングスは株式会社冨治商会を中核事業会社とする 4 社の持株会社として、株式会 社冨治商会の設立 70 周年を機に令和 2 年 4 月に生まれた企業です。冨治商会が 70 年間守り続けてき た「誠心誠意」という社是を引き継ぎ、グループ全体で意思決定の迅速化・子会社間の事業のシナジ ー効果・本部機能の統合を目的に掲げております。社名の意味に込められた「Forever Fuji Family」は、企業の永続性追求と社内のコミュニケーションの家族的な風土を大切にしつつ、人に暮 らしに社会に「誠心誠意」の心を持って貢献し続ける企業グループでありたいと考えております。

冨治商会はトイレなどの水回り製品を中心に500社以上のメーカーの製品を扱う住宅建 築建材の卸売商社であり、福岡県を本拠地として、九州各地に支店・営業所を有し、水道関 連業者様、地域工務店様との取引ネットワークがあります。何より、中村克久 CEO という 尊敬できる経営者が率いています。

 

6.これから

当社は、スリーエフ傘下のグループ会社の一社となり、グループ全体の経営資源、営業拠 点と取引先ネットワーク網を最大限活用し、「日本中に幸福家族の花を咲かせる」という当 社のビジョンの実現と「子どもを産み育てやすい国」という実現したい未来に向けて、事業 を発展・成長させ、業容拡大を加速化させていきます。
今後とも引き続き、ご指導、ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いします。

追記:

・現代表の小川は、そのまま代表取締役として経営に邁進します。 ・通常の業務内容や取引内容はこれまでと同様です。何か大きく変わることはありません ・早期に福岡モデルハウスの建設を準備中です。

 

成長戦略型M&Aについてのご報告pdf

 

 

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。