お客様の声

お金をケチらなければ実現します

「安くしたいんです」という要望はよくあるし、その気持ちはよくわかります。余計なお金を他人にくれてやりたい人は少ないからです。

戸建て住宅建築業界で四半世紀働いて、明らかなことがあります。それはローコスト、安さを売りにする住宅会社、工務店、フランチャイズは、3年から5年でいなくなります。倒産か撤退しているか、社名を変えて、またローコストをやっている。職人さんや下請けとなる専門業者さんも同様です。安さを売りにして受注していた職人さんや業者さんはいつの間にかいなくなっている。やった仕事が悪いと、次から依頼されなくなるからです。

マンション購入とは異なり、戸建て住宅を購入する方の多くは、転売目的ではないので、できるだけ安く手に入れることを重視している(マンションの場合、転売も考慮しているので、資産価値として、安い物件よりも値段が高くてもしっかりした物件を選択する人が多い)。

そもそもローコストの建売住宅でいい、ということであれば、完成物件で物も価格も明示されているので、安い高いという問題は生じません。買うか買わないか。自分の経済力で購入可能か否か。

家づくりの場合、マンションや建売と違って、これからつくっていくわけです。ものづくりで、職人さんたちにお願いするときに、最初に「安くしたい」「予算が厳しい」と、支払いをケチる話をして、いいものができるなんてことはありえません。誰だって、安くこき使われるのは嫌だからです。真面目に働いている職人さんたち、業者さんたちは、そもそも暴利なんて考えていないわけです。きちんと食べていける、社員や家族を養っていける、取引先に迷惑をかけない、そういう関係性の中で、仕事の中身に応じた必要な費用を請求するわけです。

「安くしたいんです」という要望に対して私が最初に確認するのは1点

「安い家が欲しいのですか?それとも家族の幸せな人生に役立つ家が欲しいのですか?」です。

家を建てる目的は、
安い家を建てることですか?それとも、家族が幸せな人生を過ごすためですか?

家づくりの窓口である私が安請負して、買い叩かれると、その先に続く、多くの人たちや職人さん、各業者さんたち、末端までが買い叩かれることになります。そういう家づくりをやってしまうと、目先の受注にはなりますが、家は完成しますが、その家が、その家族の幸せな人生に役立つ家になるとは到底思えないです。だって、搾取された人は搾取した人の幸せを願って、釘一本打つことなどありえないからです。

マイホームを購入して、幸せに暮らせない、という人は、その購入の筋道(判断に至る考え方、ものの見方)を間違っていたんだと思います。同様に、今の住まいでは笑顔で健康に暮らせていない、例えば、今のアパートはこれから先、自分と子供と家族の人生を幸せにしてくれる道具ではないと感じるのであれば、それはそのアパートを選んだ考え方を変える必要があるということです。ただ住まいを変えるだけ、ただ家を買うだけでは、根幹部分で、幸せな人生にはつながっていかない。立派な二世帯住宅が完成しても不仲になって出ていくケースがあるように、です。

いずれにしても、家づくりで、お金をケチるとそのツケを何十年も毎日支払い続けることになります。必要な額を支払う(安く手に入れようとはしない)という考え方に変えれば、問題は解決し、願望は実現します。「安物買いの銭失い」は先人の智慧ですから。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。