橘湾岸スーパーマラニック報告
5月4日(水)
橘湾岸スーパーマラニック273大会S55K部門
に参加(挑戦)してきました。
結果は、45k地点でリタイア
「完走」という目標は達成できませんでしたが、
「限界への挑戦」という目的は果たせたと納得しています。
主催者、運営のボランティアスタッフの皆さん、
このような機会を与えて下さり、心より感謝とお礼申し上げます。
そして、運営の方々はもちろん、他のすべての参加者の方々を尊敬します。
この人たちは、凄すぎて、素晴らしい!
→5時間、10時間、20時間、年齢、男女を問わず、のぼりも下りも同じペースで淡々と走り続ける!
<実体験:レポート>
やってみて分かったのですが、
そもそもこの大会、ランナーの間でも「相当過酷」との評。
春の173kと秋の273Kがメインで
他、春:ミドル80K、ショート55K、秋:100K、43Kの設定あり。
大会の趣旨は「ルート設定」に表れるのですが、
それが「面白いかどうか」が参加を決める判断材料になります。
フリークライミングの場合、「面白い」とは、要するに「厳しい」ということ。
ウルトラランナーにとってのそれとは、「より過酷」であることを意味する。
昨晩、妻が言いました
「のぼり見て気づいたんだけど、’スーパー’ってついてたね」
確かに。
マラニック=マラソン+ピクニックだから挑戦したのですが、
実際には’スーパー’マラニックということは、その過酷版ってこと(苦笑)
強烈なアップダウンと日差し。
私を含め、地元の人間が知っている長崎→小浜のルート(ドライブコース)と、この大会のそれとはまったく「次元」が違います。だからその過酷さは、単純な距離でははかれない。
<リタイアに至る経緯>
35K地点でやばさも限界に達し、3回吐いて、
妻にレスキュー電話して水を持ってきてもらう。
その時点でリタイアしようかと。でも、でも、でも。
せめて40Kとか、マラソンの距離ぐらいは超えないと、みっともない(苦笑)
結局そこから10K、2時間、スタートから7時間で断念しました。
いわゆる熱中症だと思うのですが、
この怖さは自分が一番よく知っていて、
震えやめまいで身動きとれなくなるんですよね。
人も車の往来も皆無の場所、マラニック大会ゆえに、交通整理要因も案内も沿道の声援もない。
そういう現状で、自分の意識が飛んだら、助けを求めることは勿論、電話をかけることもできなくなる。
「(きちんと撤退できる範囲での)限界の見極め」って、うーん、でした。
完走するのは難しい。
でも、リタイアするのも難しいと。
万一何かあったら、家族は勿論、いろんな人、そして主催者や他の挑戦者の方々にも多大な取り返しのつかない迷惑をかけてしまう。
ルートマップ冒頭に主催者からのメッセージでこう書いてあります
「気分が悪かったり体調がおかしいと思った時は、勇気を持ってリタイヤしてください」
「リタイヤするには、勇気いる」んです。よく分かりました(苦笑)
私如きが参加するレベルではないことは、自覚していましたが、やってみてよくわかりました。
ただ、「どよーん」としていた3月末に、この大会とご縁があってよかったと。
来年、再挑戦しようかと思っています。
エイド近くのビーチで遊ぶ
20K地点を超えて、さらに峠越えが続き、
宿泊先の温泉宿にて、家族と再会。残念会だけど、無事生還。断酒終了
昨日は、「苦楽の道のり」をドライブ
↑ここまでは来た。来年はゴールまで。
応援して下さった皆さん、ありがとうございました!
付記:小川の家obのaさん、tさん、oさん173kどうですか?