子育ての住環境

いちばん大切なものは健康と貯金と自宅

緊急事態宣言が発令されてから、国内の体制と空気が違う領域に入ったように感じます。その領域とは、これまで経験したことがない世界です。

新型コロナウィルスは、第二次世界大戦の前と後、明治維新の前と後みたいな社会の大変革を与えるのではないかと思っています。このような社会の仕組みが根底から変わることを経験しているのは80歳以上の方々ぐらいです。だた、戦争や維新との本質的な違いは、人間同士、権力争奪戦ではなく、ウィルスということ。落とし所は、ウィルスの取り扱いを変えるだけ、しかないと思っています。要するに、インフルエンザよりも若干厳しめの扱いをするようになるしかないのではないかと。それがいつの時点になるのかは、わからないわけですが。

「命を守る」「健康を守る」それがいちばん大事、だから経済活動は後回し、不便でも辛抱しましょう。だって、命がいちばん大事だから。健康がいちばん大事だから。

一方で、命を守るために、健康を守るためには、お金が必要です。場合によっては、補償、助成してもらわないと生きていけません。追いつめられ、持てる荷物が強制的に減らされていくと、何がいちばん大事なのかを秤にかけていくことになる。

命を守る、お金を守る。
お金を担保(経済的な部分で生活補償)してもらえれば、命を守ります、健康を優先します、となる。

一方で、命を守るには、誰かが命を差し出して、働き続けなければならない。

みんながじっとしていたら、みんな死んじゃうわけですから。
政府や行政がお金の補償をしたところで、政府がお金を稼げるわけではない。それはやっぱり民間人が働いて、財を生み出して、みんなが消費して、納税するから、補償する財源が入るわけで。経済を止めることは命を止めることになる。

改めて、健康とお金って大事だな、と。
命が大事なのは知っているけれど、リアルに身の危険を感じると、やっぱり命がいちばん大事だし、つまり、健康が大事。そして、こういう時に、お金が予定通りに入ってこなくなった時に、ジタバタせずに暮らせるかどうかは、お金が大事、相手のお金ではなく自分のお金、つまり、貯金が大事。通帳の残高次第。

家づくり診断や資金診断サービスで、これまで2000組近くの家族の家系の実態を把握している私としては、世帯収入は300万円以上あるけれど、貯蓄ゼロの世帯の多さをよく知っているので、あー、あの家族は、自己破産するだろうなあと。

「家を建てるつもりがなかったから貯金してこなかった」とおっしゃる夫婦がたくさんいたけど、それで車のローンがたくさんあったけど、「貯金の目的はマイホームを購入するかどうかには関係ないですよ。いざという時にも必要ですし、現状、自転車操業で、債務超過ですから、家計は危険ですよ」と助言しても、鼻であしらわれていた。あの方々は、今、キャッシングで凌いでも、来年は自己破産に近づくだろう。

「他社では、車のローンも住宅ローンに借り換えられるって言ってましたけど、小川さん、知らないだけじゃないですか?」と、多重債務で自己資金のない夫婦からの相談で「私が、それでは無理です、〜を諦めてもらって、、、」と説明したら、上記のような言葉を何度言われたことか。どこかの会社で、書類をごまかして、マイホームは購入したでしょうけど、さあ、どうなるでしょうか。

私は、家づくり診断サービスで、踏み込んで、掘り下げて、時には大きなお節介で、先に荷物を減らす、軽くしてもらうことを心がけている。長い人生、何が起こるかわからないです。何が起こるかわからないけど、家計が破綻しないように、いざという時の逃げ道というか、リスクへの対処法を考えて、提案している。

何が起こるかわからない、というのは、まさにコロナ。

でも、何が起こってもしっかり生きていけるかどうかは、健康と家計の堅実さ、そして、家族が安心して安全に快適に暮らせる家(自宅)があるかどうか。

医療従事者、高齢者施設や保育園、スーパーのレジパート、今、ものすごくストレスを抱えている働く人たちが、自宅が、安心、安全、快適で心安らぐ場であれば、乗り越えられる原動力となるし、そうでなければ、家に帰ってもさらにストレス抱えて、、、となる。

私ができることは子育て優先の家づくりで家族が心身健康に暮らせる家を実現させること。

何が何でも実現させて、届ける。

コロナは、健康と貯金がいちばん大切だ、そして自宅が大事だ、という、そりゃそうだ、を多くの人に思いしらせる機会になっている。

家づくり資金診断サービス申込み(匿名・無料)

家づくり診断サービスの申込み

母親のための家づくり伴走サービスの申込み

資料請求はこちら

  • Facebook
  • Twitter
  • はてなブックマーク
  • @LINE

私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。