MY LIFE

ご主人と温度差のある母親のためのサービスを近日開始〜素人は応用から、信頼ある専門家は基礎から〜

素人とその道の信頼ある専門家の違いは何かというと、目的を達成するために不可欠な重要な問題に関して、素人は気づかない(わからない、重要だと思わない、後でもよいと思う)、専門家・プロは気づく(わかる、先に解決する、いちばん重要だと認識する)ことだと思います。

要するに、信頼ある専門家から見ると一目瞭然。
本人には全くわからない気づかないことをズバッと指摘、見抜き、さらに、こうすればよい(これをやっては行けない)と的確に助言できる。それができるから、信頼を得ている。その道のプロとして、飯を食べているわけです。

私はこの夏、一つの大きな挑戦をすることに決めました。それは海外のウルトラトレイルランニングのレースに出ることです。昨秋、縁あって勧められた、勢いでポチってしまいました。その大会とはこちらアンドラ公国で開催。私がエントリーしたのは50マイル80キロを24時間でスペインとフランスの国境沿いの山を走るレースです。それに向けてトレーニングを始めました。登山は趣味ですし、ロードの長い距離はよく走っているのですが、ウルトラトレランは初めて。それどころか国内のトレラン(50km未満の短い距離)すら1回(20km)しかエントリーしたことがありません。

そこで、完走するためにはどうすればよいか考え、昨秋から、積極的に山に入って色々試しています。が、走り方が分からないというか、コツが全く分からないのです。要するに、何をどうすればよいかわからない。これはもうその道のプロに教えてもらうのが一番と判断。

私の友人にウルトラランナーの世界チャンピオンである望月さんという女性がいます(長崎市内のスポーツショップに勤務)。 彼女に「基本動作を教えてください。レッスン料をお支払いしますので」とお願いしたところ快諾。私の友人二人も誘い、先日朝6時 真っ暗な、そして雨の中、山奥に集合して、彼女に基本動作のレッスンをしてもらいました。

信頼できる専門家から見ると すぐにわかるんですね。「あなたのここが問題です」と「ここに力が入っています」「この筋肉が全く使えていません」。3人ともそれぞれ長い距離を走っていて、それなりに経験があります。「でも自分ではわからない」わけです。上記は骨盤の使い方を意識するトレーニング。「そもそも骨盤ってどこですか?」から(苦笑)

後ろが私。

【レッスン終了後、皆、職場へ。彼女からバレンタインのチョコレートをいただく】

これは、あらゆることに当てはまると思います。例えば、病気。ここが悪いと思っていて病院に行ったら医者からは全く違う事を指摘される。最近、私はヒザ裏を痛めてたのですが、なかなか治らず、インターネットで調べたところ、筋や腱を痛めてると思ってたのですが、整形外科に行ったところ、まずレントゲン。「膝に水が溜まっている」との診断。全然違うわけです。

同様に、つい先日、私の20年来の友人にひょんなことから泳ぎを教えることになりました(私が大学までスイマーだった関係で)。市民プールに集合(福岡市西公園近く)

本人は YouTube や本を見て一生懸命、試行錯誤しながら練習を重ねていて、私に、次のステップに行くにはどうすればよいか、と助言を求めていたのです(メインは青いウエアの恩師)。ところが、プールに入って、泳ぎを見て、1秒。「泳ぎ方の基本動作である、蹴伸びが全くできていません。蹴伸びとバタ足がきちんとできるようにならないと、次には進めないないです」。本人はショックを受けていた(苦笑)。ここでいう「進めない」とは、どれだけ泳いでも、本人が求めている楽に早く効率的に進むようにはならない、という意味です。

ところが、本人は(基本は)できている(つもり)だったんですね。それ以前に、基本動作があることを知らなかったかもしれないのです。なぜなら、大人になってはじめるスポーツは、基本を手取り足取り教えてもらう、叩き込まれる機会がないから。我流でできます。趣味ですから。進級しないと次に進めません、なんてないのです。私が走り方の基本を全く知らずに、教わらずに、それでも数百キロは走れるようになってしまうのと同じです。でも、ある時期から伸びなくなる。怪我や故障が増える。基本ができていないからです。できていないというより、そもそも知らない。

【市民プールでの蹴伸びとバタ足の特訓後に、打ち上げ(イタリアン!)】

家づくりも同様です。私は個人住宅建築の専門家です(富裕層を除く)。相談者や依頼主の、いわゆる「素人考え」というのは、基本的にはほぼ間違っています。間取り、デザイン、素材、作り方や進め方、お金のかけ方、住宅ローンの組み方、予算に関しても。結局、うまくいきません(それがうまくいくのであれば、それは住宅建築で収入を得ることができる)。

その素人考えに対して、専門家(業者)の対応は二つに分かれます。
一つは、それを要望と認識して、それにそのまま応じる専門家(業者)
もう一つは、「それってうまくいかないんですよ、なぜなら〜」と説明する専門家(業者)。
前者は、あくまでも本人の延長線上でやろうとする。目の前はクリアするので、いい人に映る。ところが、進めど進めど(打ち合わせを重ねても)、求める形になっていかない。問題が解決しない。その結果、信頼を失っていく。

他方、素人考え(要望)を一通り聞いた後「まずは、土台から固める必要があります」ということで、本人が後でもよいと思っていたことから始めたり、気づかなかったことから(やらされたり)、答えたくないことを聞かれたり、ひと手間ふた手間をかけさせられる専門家(業者)も存在する。「急がば回れ」。何事も「基本が大事」というスタンスに徹している。こちらは信頼ある専門家になっていく。

私は家づくりの相談において、常に基礎固めを大事にしています。なぜなら、基礎固めが一番大事だからです。基礎を固めずに、柱を立てても、家は傾く。さらには、地盤調査(しっかりとしたヒアリング)をせずに、基礎(計画)をつくっても、家が傾く。物事には正しい順序があります。土台もできていないのに、室内のキッチンや家具の話をしても意味がない。

基礎を固めるために、基本的な事をヒアリングします。それが極めて大事なことだからです。基本的なことをヒアリングすると、その家族が解決すべき課題が明確になります。解決すべき課題は複数あるわけですが、解決すべき順番があります。ですから、まず、解決すべき問題から解決していく、それが基礎固め、です。それを飛ばしたところで、時間だけが経過して、結局、本人が困っている問題は解決しないし、本人が望んでいる暮らしも家も手に入らない。今までがそうだったように。

私のヒアリングに対して、面倒だな、いやそんなはずはない、教えたくないし教える必要もない、と思われる方はたくさんいらっしゃいますが、結局、うまくいかないだけです。横柄な態度ではありますが、素人考えでうまくいくほど、住宅建築は甘くない。素人が一発勝負で成功できるような世界ではない。DIYではないのです。
何れにしても、私が伺うのは、「あなたは、どこに行きたいのですか?」という話です。いきたい場所が、小川の家が提供している暮らしや家族の日常であれば、私の指示に従ってくだされば、たどり着けますよ、連れて行けますよ、と。結局のところ「あなたが望んでいるゴールはどこですか?」。

「私は家族が幸せに暮らせるマイホームを実現させる専門家」であって、単なる4 LDK のマイホームを販売する専門家ではありません。小さな子どもがいる平均的な年収の子育て家族が「心豊かに健康な暮らし」を実現するための専門家であって、自然素材の家を2000万円でつくる専門家ではありません。

ということで、「基本が一番大事」「基礎固めが一番大事」でも「我が家の基礎が何かわからない」「何から固めて行けばいいか、自分ではわからない」。
だからこそ、まず最初に「マイホームの夢、叶えません」というブログを読んでいただきますなぜなら、正しい基礎知識をインプットしておくことが大事だからです。正しい基礎知識がなければ、正しい認識もできないですし、間違った認識や間違った知識や情報を元にして、正しい選択や判断ができるか?と問うと、それはやっぱり失敗します。大失敗するからです。うまくいかない、いつまでたっても願望が叶わないからです

次に、お金の不安を解消したい方のために、匿名でできる「資金診断サービス」をこれから具体的に検討したい、あるいは、検討中の方を対象として「家づくり診断サービス」を用意しております。いずれも無料です。

今回新たなサービスを考案しました。それは 母親のためだけのものです。具体的には「家づくりに関して、夫との間で温度差がある母親のためのサービス」です。

コンサルティング、カウンセリング、助言サービスです。 ざっくり言うと助っ人サービスです。

方法については、いくつかのパターンを検討中です。どれがよいのかわかりませんので、試行錯誤しながら開始します。近日中に投稿しますので。家づくりに関して、ご主人との温度差を感じている方、ぜひご活用ください。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。