初めての方へ

安全より大事なものは何か〜安さ、広さ、便利さ、カッコよさ、である〜

小川の家の価値観(ポリシー)について

安全性

・経済性

・家族の心身の健康

地球環境

・思いやり

を大切にしています。

安全性に関しては

  1. 構造耐力
  2. シックハウス

という二つの観点があります。

  1. 要するに、丈夫で長持ちすること。大地震や台風でも安全。壊さない限り壊れないもの。50年、100年後でも骨格は大丈夫。
    自分たちが作った家(モノ)に住んでいる人が、命を落とすなんて、絶対に嫌だからです。私たち作り手が死んだ後でも、です。
    また個人住宅とはいえ、社会インフラの一つです。丈夫でハードもソフトも長く使えることは社会にとっても財産になりますし、災害時の被災を最小限に抑えます。
  2. シックハウスに関しては、ビニールクロスなどの新建材からの化学物質が人体に悪影響を及ぼし、健康被害をもたらします。
    ですから、室内は自然素材のみを使った家しか、つくっておりません。
    プロとして、自分たちがつくった家で、家族がしょっちゅう体調を崩すなんて、絶対に嫌だからです(製造者責任)。20年前に、シックハウスの危険性を知ってしまったので。

経済性に関しては

  1. コストパフォーマンスが悪いものはつくらない
  2. 対象とするお客様が買えないようなものはつくらない

1.コストパフォーマンスが悪いものはつくらない

具体的には複雑なもの、凸凹した形状、色んな建材を取り入れることはしていません。
なぜなら、施工性が悪く、材料の廃棄ロスも非常に多く、職人の手間もかかる上に、使いにくいからです。
さらに、つくるのが面倒な分、不具合も多く、クレームリスクも高く、メンテナンスの際にも、つくるとき以上に、コストが割高になっていきます。
例えば、凸凹した家は、外壁塗装の際の、足場の費用が割高になります。住宅はアート作品ではないので

2.対象とするお客様が買えないようなものはつくらない

小川の家は大手ハウスメーカーのような富裕層を対象とした住宅会社ではありません。平均的な年収(世帯年収1000万円未満)の子育て世帯を対象に商売を営んでいます。
お客様の多くは、小さなお子様いらっしゃる家庭であり、経済的に余力があるわけではありません。従いまして、「家」だけではなく、土地や税・諸費用も含めたトータルの予算に関する資金計画のお手伝いはもちろんのこと、車のローンや生命保険など、家計の見直しや限られた預貯金をコントロールする資金繰りもお手伝いさせていただいております。

現実問題として、お客様の自己資金と住宅ローンの返済能力から逆算すると、建設費の予算の上限がある程度ハッキリしています。ですから、想定するお客様の支払い能力を超えるような家(商品)は、そもそもつくらないようにしています(商品開発しない)。お客様の立場で、経済的に手が届かないような家は、意味がありません(夢を膨らませて背伸びさせて買わせるような商売はしていません)。

また、お客様の経済力を超えるような家・オプションはお勧めませんし、場合によっては、お断りしています。商売としてみれば、たくさんお金を使っていただいた方が会社の売り上げは増えますが、お客様の借りすぎに直結して、仮に家が建ったとしても、そのあとの生活(家計)が苦しくなってしまっては、私たちが約束する「心豊かで健康な暮らし」につながらないからです。
小川の家の存在目的は「ご家族の幸福な人生に貢献すること」です。家計が破綻することが予測できるようなものは提供できません(シックハウスや構造の安全性に関するポリシーと同様)。

家族の心身の健康に関して、
肉体的な健康に関しては、自然素材を使えば良い、となるのですが、心の健康も大切です。「心の健康」すなわち「心の豊かさ」を提供するために、庭の森化、家族の気配が伝わる間取り、シンプルなデザインなど、現代社会の住環境や都市開発、オフィスビルや職場環境の中で、心を殺伐としてしまうような要因の逆をいく設計をしています。

地球環境に関して、

「庭の森化」が象徴するように、私たちは緑化を徹底して実践しています。
また、建材の廃棄ロスを最小限にするために、材料の超有効活用を実践しています(例えば、腰壁に貼る板の高さは、もっとも半端な材料が出ない、かつ、デザイン的にも実用的にも考慮された高さに設定しています)。

大きな家は、それだけ環境負荷も大きくなります。
一軒つくるために、多くの資材が必要となることはもちろん、電気代などの維持費も、それだけより多くかかります。したがって、108m2以上の住宅建築には対応しておりません。

思いやり

これはお客様と私たちとの関係性だけでなく、建築地の周囲の住民の方々、家づくりに携わる全ての方々に対して、です。特に、職人さんや協力会社の方々には「皆ハッピー価格」を掲げており、見積もりに対する値引きの要求や手形による支払いは一切しておりません。私たちがされて嫌なことは、他者に対してしない、を心がけ実践しております。クレームゼロ、近隣住民との工事中のトラブルがないこともこのような姿勢が影響しているのではないかと考えます。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。