MY LIFE

中3の長男へ「高校に進学するかどうかから考えて、自分で決めなさい」〜今の君の学力なら、ここか〜

長男キハチはこの春、中学3年生になります。
「受験」という言葉に敏感になってきたようです。

私は長男に「高校に進学するかどうかから考えて、自分で決めなさい」と伝えています。
息子は、その話を、スイミングクラブの仲間に話したらしく「お前のお父さん、厳しいな」と言われたそうです。

私からすると、まったく逆で、親や学校は
「どう生きるか、どう生きたいのか、どうありたいか」を問う機会をまずつくることが大事で、進学はその手段の一つだと考えているからです。

進学するにしても、進学の目的を考えておくかどうか、向き合っておくかどうかは、大切なことですし、ましてや無駄なことではない。

「君の今の学力なら、ここか、ここ」みたいな、判断基準でやるから、選択や進路の柔軟性が欠如していく。自分の可能性を、できるかどうかを、今の能力で判断してしまう(つまり、可能性がないと判断する)

仮に進学したとしても、またその先で、大学行くにしても就職するにしても、今の君の〜なら、〜みたいな、すでにある選択肢から選ぶことになっていく。それはそれで一つのレールではある。

やりたいことがなければ、やりたいことが何かを見つけるためにどうすれば良いか、という問いに向き合うことが大切だし、やりたいことがなければないで、嫌なことは何かを明確にすればいいし、それ以外なら、okな訳で。ひとまずやってみればいい。

やりたいことや夢を尋ねる授業も大事だけど、これだけは嫌だ、やりたくないことは何かを明確にする授業も大事だと思います(例えば、貧乏にはなりたくない、など)

私は高校に行ったし、卒業したけど、高校に行かなかった人生を歩んでいないから、それはわからない。高校だって自分が行った高校のことしかわからない。高校進学率が高いからといって、高校に行かなければならないことにはならない。

ほとんどが高校に進学するからこそ、
どこを受験するかではなく、
そもそも高校に行くかどうかから問う(考えさせる)ことが考えるとはどういうことかを身につける絶好の機会ではないかと思っています。

写真は2019年3月 息子とのヨーロッパ二人旅、パリにて。あっという間に1年が過ぎた

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。