テーマ「子育てを優先すべきか、否か」〜人生100年時代になっても幼少期が長くなるわけではない〜
子育て優先の家づくりを選択するということは、子育て優先を選択することを意味する。
逆にいうと、子育て優先の家づくりを選択してくださる夫婦は、その前段階で、子育て優先を選択している。家庭観、生き方が子育て優先だから、住まいの選択としても、子育て優先になる。
子育て優先で住居を見直した時、今の住居は子育て優先じゃないな、となる。だから、住居も子育て優先に変えよう、となる。
マイホームが欲しいから、家を建てたいから、子育て優先の家づくりを選択するのではなく、幸せな人生を過ごしたいから、子育て優先を選択し、生活拠点の選択も子育て優先になる。
子育て優先の家づくりに対する反論・反発は主に二つに分かれる。
「なんで、子育てのために、子どものために、なんで借金してまで、家を建てなくてはいけないのか?」
「なんで、自分が借金して家を建てるのに、子育て優先にしなくちゃならないの?どうせ、出ていく。家は建てるけど、子どものためなんて、ありえない(自分のため)」
素朴な疑問があるんですよね、
「我が子は自分にとってどんな存在なのか?」という問いです。
我が子が命を落としたら、皆なんというか。
「我が子はかけがえのない存在だった」と。
重い病にかかったら、どういうか
「自分が身代わりになってあげたい」
かけがえのない存在である我が子を育てるために、育てることを優先する生き方は、自然なことではないかと思います。
多くの人が「万一」に備えて、多額の保険金を毎月支払っている。
「万一」我が子が短い人生となった時、何をしておけばよかったと後悔するのだろう。
私の場合、お金は後からでも稼げるし、便利なところに住むのは、老後でよい。人生100年時代とはいえ、子どもの幼少期が長くなるわけではないのだから。