初めての方へ

安く手に入れたいのですか、それとも、きちんとしたものが欲しいのですか

最近、聞くようになった「落語」
運転中に聞く機会が増えました。

立川談志師匠の「阿武松」が好きなんです。大横綱「阿武松」誕生のエピソードを落語にしたものだと思います。その中で、私が好きな一節があります

「相撲とりになりたいのですか?それとも、ご飯をたくさん食べられればよいのですか?」

マイホーム・家づくりには、最初の段階で、結論を出しておかないといけない重大な問題がいくつかあります。その中の一つに「安くしたいのですか?それとも、安全・安心・快適に暮らせる品質のものを求めているのですか?」という問題があります。これは方向性を決める判断です。

要するに「安物が欲しいのですか?それともきちんとしたものが欲しいのですか?」という問いです。

「立派な家が欲しいのですか?それとも心身健康に暮らせる家が欲しいのですか?」

きちんとした品質のものを出来るだけ安く手に入れたい、という結論なのか、それとも安くすることが最優先で、品質は後回しで良い、という結論なのか。

前者は、品質の中身を確認した上で、必要な対価は支払います、というスタンス、後者は、品質の話は抜きにして、価格のことだけを重視する。

安全に快適に暮らしたいのですか?それとも寝れればよいだけなのですか?

実際には、寝れればよい、という品質の住居は、安心して眠れない。なぜなら「よく眠れる」を叶えるためには、きちんとした品質の住宅が必要だから。つまり、寝れればいい、というものさしで住居を選択すると、熟睡できない住居で暮らすことになる。疲れが取れず、健康を害す。

マイホームが欲しいのですか?それとも、家族みんなが笑顔で心身健康に、安全、安心して暮らしたいのですか?

自分にとってどちらが大事なのか。大切なのか。

「安物買いの銭失い」ということわざは真実ですし、手段と目的を間違えると、少し長い目で見るとハッピーにならない。

騙された!というのは儲け話に乗った人たちだし、マイホームや土地・不動産の購入・家づくりでトラブルになっている人たちに共通するのは「安くできるって聞いたのに」です。

私は「安請負はしない」ようにしています。家づくりはこれから始まるわけで、土地の状況は毎回異なります。家=建物自体はどこで建てても同じなので、建物価格については見通しが立つのですが、土地に関してはそういうわけにはいかないです。実際に、土地によっては、土地代プラス数百万円の費用は、あっという間に必要になります。

品質・安全性を犠牲にして、果たして、いくら安くなるのか。
それはトータルで見たとき、結局、安く手に入れたことになるのか。

マイホーム購入を検討中の方は、何が一番大事なことなのか、暮らしや人生全体を見渡して、優先順位を決めることが満足いく暮らしになっていくのではないかと思います。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。