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雑なマイホームに35年ローンでよいのだろうか

趣味は長い距離をゆっくり走ること(ウルトラマラニック)です。2011年からはじめました。毎月200〜300km走ります。仕事柄、ありとあらゆる建築物が目に入り、観察してしまいます。建築物を眺めていると「雑」な建物はすぐにわかります。何が雑かというと、全てが雑。考えられていない、場当たり的、というのがよくわかります。特に築10年未満の個人住宅には目が行きますし、色々考えてしまいます。「このマイホームに35年ローンかあ」と。

人それぞれなので、よい悪いはありません。ただ、百円ショップの雑な商品と、35年ローンを組んで購入する雑な商品とでは、次元がちがうと思うわけです。

マイホームの場合、一度、購入してしまうと、買い替えは極めて困難です。失敗したと気づいたところでどうにもなりません。もちろん、金銭的な理由で、やりたかったけど、できなかった、ということであれば、特に失敗したとは思わないのです。自分の経済力の限界ですから。一方で、安物というか、お金をケチったこと、あるいは、依頼した住宅会社が失敗だったと気づいた時というのは、結構凹みます。買い換えることができないまま、これから半世紀も使うことになるわけですから。

失敗した原因が、こだわらなかったから、こだわりの不足なのか、こだわりすぎなのか、お金をケチったからなのか、お金をかけすぎたのか、頼んだ業者が悪かったのか、選んだ土地が悪かったのか、夫婦の対話の不足なのか、その組み合わせなのか、色々あるかと思います。

住宅会社ができることは限られています。できることの範囲内で最善を尽くすわけです。小川の家が心がけていることは、雑な仕事はしない、ということ。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。