MY LIFE

知を寄付する〜母校の後輩への第2回寄付講座〜

9月21日(土)母校(長崎東高)の後輩(高1〜高3)の希望者のみを対象とした第2回寄付講座を無事に開催することができました。

教頭先生が作成してくださった生徒さん向けポスターチラシ。

寄付講座の目的は、日本・世界の最前線の重要な重要なポジションで奮闘中の私の高3時のクラスメイトが自らの生き方や人生を通じて得た、最先端の実践知、物の見方、価値判断基準などを後輩たちに伝えることで、世界は、世の中は、自由で、柔軟で、多様で、可能性に満ちていること、自分の想像以上に、ということを感じてもらうことで、自らの視野を広げ、視座を高める機会を提供しよう、というものです。

第1回は今年3月。
おかげさまで好評だったこともあり、第2回を開催。
参加希望者は、前回の4倍!40名の生徒さんたちが自らの意思で申し込み、聴講してくださいました。

みなさん、初めてのことで、最初は緊張していたわけですが(当然、私たちも緊張↑)

進むにつれて、教室はあふれんばかりの熱気となりました。純粋無垢で、希望に満ち泡触れた、だけど、いろんな不安を抱えている彼らを前に、全力で向き合った場となりました。

ゲストスピーカーに各30分ほど

、自らの仕事や人生、進路選択などを話してもらい、私の方で、質疑応答で、生徒さんと双方向でやり取り。終了後は、なんとそれから1時間超、個人的な進路の悩み相談の列。

私たちは教育者ではありませんが、学校の先生方とは違う世界で生きて来ていますし、いろんな人間をみて来ています。そういう中から、それぞれの視点で、助言させてもらいました。あくまでも「こういうものの見方があるよ」「こういう世界・選択肢もあるよ」と。

そもそもこの企画をやろうと思った背景には主に二つあります。

一つは、私のクラスメイトが、40才前後を迎え、何をやっているのか、どう生きてきたのかを見聞きすると、ものすげーな。と。彼らが見て、生きている世界を後輩たちに還元したら、若者の未来の選択肢はより柔軟になるだろうな、ということ。

もう一つは、衰退していく故郷とその教育環境。私たちの頃も同様ですが、最先端で働く人間に触れる機会がほとんどない。有名人ではなく、普通にバリバリ働いている人の生き様を知らない。

あともう一つあって、それは長崎で、こんな時代でも、高校受験に失敗した(第一志望に合格しなかった)という理由で(真実はどこまで本当かわからないけど)、自ら命を絶った高校生がいたこと。

私の信条として「優れた実践知は社会に還元すべき」がある。
私は優れた実践知は持ち合わせていないけれど、私の周りにはそれを持っている人はいる、たくさんいる。志高く日々奮闘している有名人ではないが優れた人間はたくさんいる。彼らの実践知を繋ぐことはできる。

私の高3時のクラスメイトは、とにかくエッジがきいていて、艱難辛苦を乗り越えて、バリバリやっている奴がまだまだいる。なので、彼らにもぜひ教壇に立ってもらって、若き後輩たちと向き合って、語ってほしいな、そういう場を実現させたいな、と改めて思った次第です。

第3回が開催可能かどうかは、わかりませんが、何事もまずは意志。
開催に尽力してくださったI教頭先生はじめ、教職員の方々、ゲストスピーカーの難役を引き受けてくれた旧友に感謝です。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。