お客様の暮らし

かける主義

朝晩だけでなく、日中もかなりひんやりしてきた今日この頃

ガス代をかけて蓄熱温水式床暖房のスイッチをONにし

底冷え知らずの小川の家の暮らしを

満喫されていらっしゃることお慶び申し上げます。

数千万~数億稼ぐ人をのぞいて、

私たち庶民には使えるお金に上限があります。

個人や家族の幸せや豊かさが

年収に比例するのであれば

収入の差=幸福度の差に直結するわけですが

現実はそうではない

自分たちにとってよりよい暮らしを叶えてくれる家を

つくり手に入れるには、それなりにお金がかかります

※劣悪なアパートでも住居費は生じている

でも、費やした費用はすべて、その項目毎に

自分たちの暮らしの質となって

そっくりそのままこれから数十年

日々味わい続けることになります

家に限らず物事に対してお金を支払う際

「とられる」とか「かかる」という人がいらっしゃいます

数年前までは私もそのうちの一人でした

税金やサービス料、計画料・設計料などなど

オプションの商品やサービスに対してまで

「とられた」と表する人も多い

泥棒や強奪されたのであれば被害です。

しかし自分が注文し支払ったという事は

その対価は、有形無形・今日明日・これから数十年にわたって

自身や家族、関係者が直接あるいは間接的に受けとるものばかりです

やみくもに支払うなんてことなあり得ないわけですから、

それが有意義な形で使われるのか(使われたのか)を確認すればよい

ただそれだけのような気がします。

お金が「かかる」のではなく

お金を「かける」

子育てに「手がかかる」のではなく

子育てに「手をかける」

庭に「手がかかる」のではなく

庭に「手をかける」

何事も程度問題ですが

自分が得たり与えたりする物事に対して

「とる、とられる、かかる」という捉え方をするよりも

「与える、かける」と受け止めた方がよいような気がします。

そうしないと、略奪されているわけでもないのに

人生がずっと誰かに何かを奪われている感覚になってしまうから

ちなみに私の場合

目の前に遭遇するあらゆる物事に対して

第一インプレッションは

「かかるなあー」から入ります(笑)

で、その先をよく考えて

「かけた方がよい、かけるべき、かけてみよう」と思えれば

「やってみる(薦める)」し、そう思えない程度なら

「かける価値がない」と判断し

「かけない(しない・薦めない)」という選択をします

中途半端な労力とお金を費やすことは

結果的に、その殆どが徒労と捨て銭感覚になってしまうので

とはいえ、日々この反省の繰り返しで

自分の命と人生使って

この実証実験やってる感じです(苦笑)

家づくりにおいても

自分でやってみて、あるいは、考え抜いて、

その家族の心豊かで健康な暮らしに必要不可欠で

お金をかける価値があると判断したものだけを

お客さまに提示する

それをもう十数年やり続けてきた

時代が変わり、社会環境が激変する中で

優先順位も変わっていく

玉石混交の社会だからこそ

大切な物事の見極め力って大切だよねと

まあー、ひとそれぞれ大切にする優先順位がちがうわけなのですが

子育ては、小川の家。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。