組織の存在意義をデザインする〜福岡大学商学部にて〜
5/23(木)福岡大学商学部「ソーシャルイノベーション」という講義で、非常勤講師として、90分間、学生さんたちに話をしてきました。
同学部で非常勤講師の声をかけて頂いたのは確か2001年。それ以来、ほぼ1年に1回、学生さんたちの前で、話をさせていただく機会をもらっています。
今回、依頼主:田村馨先生からの私へのお題は
「ハーバードビジネスレビューの記事’組織の「存在意義」デザインする’を読んで、これと小川の家のビジネスに関連づけて、話をしてくれ」というもの。
さらっと書いていますが、これはものすごく重要で、かつ、ものすごく難しいテーマです。
お題をもらってからこの1ヶ月、どうすればよいか、何をどう伝えればよいのか、考えました。
準備したプレゼン資料は40ページ超となる。
わずか90分で、組織の存在意義をデザインする、ビジョン、ミッション、バリュー、パーパースという概念に関して、社会イノベーションという観点で、弊社の事業を題材として、二十歳前後の学生さんに理解してもらうというのは、ほぼ不可能レベルです。
でも、
しっかり一つ一つ因数分解して、正しい問いを設定して、適切な表現や資料を準備して、ストーリーを構築できれば、一番大事な部分、その本質は理解してもらえるのではないかと思いました。
結果からいうと、私としては、非常に良かった(目標も目的も達成できた)と思っています。
なぜそう判断したかというと、この写真。
写真は90分間の講義を終えた後、学生さんから追加の質問があり(普通は挨拶程度の立ち話)、3分の2ほどの学生さんがそのまま椅子に座った状態で、それからさらに15分ほど、質疑が続いたわけです。
熱心ですよ。ほんと。
もっと聞きたい、知りたい、その先は、あーなるほど、そういうことか!と腑に落ちていく、そのプロセスが100分の中で手応えとしてありました。
写真は後姿ですが、私からは、彼らが90分間、熱心に、必死に、学ぼう、吸収しよう、考えようという姿勢で聞いてくださり、一つ一つ理解していく過程がよくわかりました。
私も全力で準備しましたし、パワー全開で持てるものは全てその場で出させてもらいました。
全力で準備した理由、全力を出し切る理由は何かというと、
それは相手に対するリスペクトにあります。
・受講する学生の皆さん
・一生懸命働いて、高額の学費を支払っている彼らの保護者の方々や奨学金財団
・大学という高等教育の場
・依頼してくださった田村先生
しっかり準備して臨むと、それは相手に伝わる。
今回はものすごく難しいお題を頂いたおかげで、
私自身の学びにもなり、貴重な機会を頂けたことに感謝しています。
組織の存在意義をデザインする
小川の家、小川勇人の存在意義は何か?
私たちの存在意義(ミッション)は
「家族の幸福な人生の構築に貢献すること」です。
「家族の幸福人生への貢献」です
マイホームの夢を叶えることではない。私たちのビジョンは
「日本中に幸福家族の花を咲かせること」です
日本一のハウスメーカーになることではない。
売上100億円を目指すことでもない。
なぜ、この事業をやっているのか?
「日本の子育ての住環境をよくしたいから」です。
「日本の子育ての住環境を変えたいから」です。
育児・子育ての日常を笑顔で幸せなものにしたいからです。
この国で、子どもを産み、育てることが幸せであると皆が思えるような社会にしたいから。
子育てによい住環境は、高収入の方しか手に入らないのは嫌だからです^^
日本には、心も体も健康に暮らしたい、子供をのびのび健康に育てたい、笑顔で育児・子育てしたい、赤ちゃんを授かりたい、そういう願望を持った母親、父親、子供たち、家族がたくさんいると信じています。
その方々のために、お役に立てるよう、さらなる精進を誓った講義となりました。
学生さんたちに考えてもらうために、腑に落としてもらうために作ったゴールデンサークル。
「ゴールデンサークル」を知識としては知っているが、
自分のゴールデンサークルをつくる、となると、手も足も出ない。
泳ぎ方を知っているからといって、泳げるわけではないのと同じです。
*****
家づくり診断(無料)の申込み
info@ogawanoie.jp,0120-178-885