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死とは何か〜家を建てる=どう生きるかを問う〜

連休からこの本を読み始めました

私は「世は無常」という無常観、人生観に基づいて生きています。

それは私が高校卒業直後、近しい人が不慮の死を遂げたことからです。

家を建てるかどうかを考える行為は、これからの人生をどうするか、どう生きるかという問いを考える機会です。実際には、考えた結果、自分の方針、家族の方針を決め、判断し、実際に行動に移すことと一体です。この方針には、家を建てない、マイホームを購入しない、という生き方も含まれます。

これが家を建てることを考える、という行為です。

どう生きるかということを考える時には、やはりいつかは「死ぬ」という前提があって、それに向かって、どう生きるか、どういう人生を過ごすか、今日1日どう過ごすか、子供を授かれば、子供をどう育てるか、どんな環境で育てるか、もし明日人生が終わったとしたらどう思うか、残された家族はどうなるのか、今のままで後悔しないだろうか、そういうことを考えて、何がしかの判断をする、選択をする、それが家づくり(家を建てないという判断)です。

たまたまこの本を読み始めてすぐに競泳の池江選手の白血病のニュースが飛び込んできました。

「まさに、世は無常だな」と背筋が凍りました。

これから頑張って、病に打ち勝つべく治療に専念されると思いますが、いずれにしても元気に、それこそ世界でもトップレベルの努力をしていた一人の若い女性にこういうことがこのタイミングで起こるという、それが人生だと言うことを見せつけられた日でした。

同じ日に、つい10日ほど前に一緒にお酒を飲んだ私の旧友・親友が救急車で運ばれたという連絡がありました。結果的に彼はアナフィラキシーショックだったとのことで、翌日から元気に仕事を再開しているわけですが、これが心筋梗塞や脳卒中、交通事故だったりした場合、どうだっただろうかと。

相談者の中にはよく3年後に家を建てる、5年後に家を建てるとおっしゃる方がいらっしゃるわけですか、果たして3年後、5年後どうなっているのか。そもそも自分が、妻や子どもとが元気に生きている保証はあるのか。そんなことをいつも思うわけです。

今できることは前倒しでやっておく、それを心がけて生きていきたい、仕事をしていきたい、そう思う今日この頃です。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。