初めての方へ

引出物の話し合いは、婚約してからにしよう

物事を成功させるには順序があります。

家を建てる時には、土台から、と言いますが、実は、土台からではありません。

基礎工事、その前には地耐力調査、その前には、許認可、住宅ローン融資審査、その前には工事契約、その前には設計契約、その前には品質の特定、その前には資金計画、その前には全体計画、その前には家を建てる目的、、、

という具合に、家づくりにも順序があります。

順序が正しければ正しいほど、家づくりは成功する。

その後の暮らしも人生も幸福なものになる。

逆に、この順序、手順をまちがえると、家づくりは失敗する。

ときに、大失敗する、いつまでたっても家が建たず、時間だけが経過して堂々巡りになる。引越し後、欠陥がわかったり、不具合が多かったり、使いにくかったり、業者が倒産したり、住宅ローンに追われ生活が苦しくなったりする。

家づくりの相談は、大きな買い物であるだけに、いろんなご質問、ご相談が寄せられます。

私が心がけているのは

「その問題は今解決すべきことなのか」と立ち止まって問うこと。

当然のことながら、相談してくださる方々はみなさん、自分で自分の家を建てた経験がありません。親、兄弟、知人友人が家を建てていたとしても、それは他人のことであり、たとえば、他人の懐具合は全く知る由もないし、夫婦関係や家庭内の実情は知る由もない。

わかることといえば、どんな家を建てたのか、どこで建てたのか、だけ。雑誌やネットの切り抜き、断片情報を集めるだけ。

たとえば、
夫婦の間で、家を建てることについて合意ができていない段階で
たとえば、カーテンはどうだとか、外壁の色はとか、食洗機はつけられるか、といったことを検討しても、それは今すべきことではないですよ、となる。

私はこの道一筋のプロなので、その責務として、正しい家づくりの順序を教える必要があると思っています。

建てることについての合意=意思決定ができた段階とはどういうことかというと、何がしかの申込金、着手金、手付金を支払った状態です。

アマゾンでの買い物がそうであるように、代金を支払うことに合意しない限り、次の段階にはいけない。

家を建てたいと思って検討している段階と家を建てると決めた段階とでは、ステージがまったく違います。

検討中の段階では、決断は不要です。ですが、実現させるためには決断が必要です。
つまり、建てると決めた段階とは、決断した、覚悟を決めたということです。なにがなんでもやりぬく、という周囲に対しての決意表明なのです。

建てたいと思っている段階では、妥協はしないしできませんが、建てると決めた人は、妥協もセットで受け入れています。

「引出物の話し合いは、婚約してからにしよう」

結婚するかどうかを決めていない、結婚の意思確認をしていない、婚約も合意できていない、

そんな段階で、結婚式の式場選びや引出物をどうするかという話し合いをしても、それは順序が違うでしょう、と。

まずは一番大事なところから、

大切なものは何か、

我が家の経済力はどれほどなのか、

どんな人生を望んでいて、どんな暮らしがしたいのか、

しっかり向き合って、ひとつひとつ構築していきましょう、と。

それが小川の家の子育て優先の家づくりです。

正しい妥協をした人が家づくりを成功させる。

そして、小川の家の子育て優先の家づくりとは、正しい妥協をお客様に助言する、サポートする家づくりでもあります。

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家づくり診断の申し込み:info@ogawanoie.jp

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。