心豊かで健康な暮らし

現実が厳しいのではなく、自ら現実を厳しくしている。

家づくりのご相談では

(相手の要望や要求に対する私の説明に対して)

「現実は、厳しいですね」

という返答がたまにある。

以前は、

「そうですね、現実は、厳しいです」と同感していた。

ところが、ひとつひとつ状況を確認していくと

「現実が厳しいからだろうか」という疑問が生じてきた。

そこで、検証してみると

そういう認識をする方に共通するのは2点

まず、計画性のないお金の使い方の蓄積

次に、要望・要求の中身と量が、

年収と自己資金が(その方より)数倍~数十倍多い人より、多い。

前者は、これまで数年~十数年間の累積

後者は、前者に加え、これから数十年にわたる「稼ぐ力」の差

小川の家で望んだ暮らしを手に入れたご夫婦は、

「厳しい現実を乗り越えた」というよりも、

自らの能力で将来にわたり「できる範囲」を正しく認識し、

優先順位、すなわち、大切にすべきものの順位を明確にし、

’受け入れた’から

様々な課題を乗り越えることができたのです。

求める暮らしのうち、

なにひとつ手に入らない夫婦、

暮らしが(求める方向へ)変わらないどころか、

明るい展望どころか、

お先真っ暗で不安が増すばかりの夫婦は、

早い話、自ら現実を厳しくしているにすぎない。

例)

自動車購入の資金力が

キャッシュ1,000万円のAさんと

全額ローンで100万円のBさんでは

(マイカーに求める)

要望、要求は同じでも

実現可能な幅(達成可能な要望の質・量、選択肢)は

必然ちがう。

BさんがAさんと同じものを

生涯得られない本質的な原因は、

「現実が厳しいから」でしょうか。

「そりゃ、ちがうでしょ。」

と判断するのは、私だけじゃないと思います。

ところが、

マイホームとなると、常日頃の常識的な判断力も吹き飛んでしまいがち。

何事も

うまくいかないと思ったら、

現実が厳しいと考える前に、

足元の見直しを心掛けたいと思う今日この頃です。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。