私たちの考え

生命保険をコメに変える

念願の「生命保険解約」を実行しました。

※「見直し」ではなく「ゼロ」

0から1にするのは簡単ですが、

1から0にするのは予想以上に労力が必要です。

※100円ショップで購入するのは一瞬ですが、

 そのモノを捨てるのは容易ではないのと同じ。


捨てる時には、

買った時、選んだ時の何倍ものエネルギーを要します。

本来、逆であるべきなのに。

そもそも、

「ある人が死んだら、別の誰かの懐に多額のお金が入る」ことに対する疑問が払拭できない。

生命(医療)保険は、事故や損害の補償とはちがいます。

私の場合

「わたしが死んだら」妻と子どもに毎月15万円支払われる内容でした。

根拠は、住居はある+遺族年金+妻が働く+その他の社会保障+15万円ぐらいあれば、それでしっかり生きていけるでしょと。

その「準備」として、生きている間に、月々4千円弱の掛け捨て保険料を支払い、気がつけば6年が経過。※入院保険は2人目を授かった時に「保障を充実した方がよい」と増やそうと思って検討し、「そもそも変だな」と解約(笑)。

お金は、それが数千円であったとしても、その「活かし方」として

死んだあとの準備のために、使うべきなのか。

父親としての責務とは、いったい何なのか。

お父さんのお小遣い、ケチられていませんか。

健康で意欲的に働きつづけるための必要経費は、十分ですか。

今の保険保障内容が、「パパが死んだ方が、家族はラク」なものではないですか。

毎月数万円の入院・医療・死亡・がん保障保険料の引き落としが最優先され、

その結果、毎日ワンコインランチを強いられ、挙句、健康診断でひっかかる。

貯金もできず、マイホームの自己資金どころではないという喜劇。

いや、現実です。

毎月1万円を

「健康に生きるように」トレーニングジムやスポーツ用品に使うのか、

それとも保険料で「病気になっても金銭的には困らない」準備をするのか。

※金額の多寡に関わらず大黒柱が早死にすることは好ましいことではない。

生命保険を解約して「不安に陥る」かと思いましたが、

まったく逆で「あースッキリ」ですよ。

これで、保険の額が多いとか少ないとか。

充実しているとか、していないとか。

「後ろ向きな事象に対する準備」について考えることに

命を使う必要がなくなりました。

顧客に対しても「わたし、ゼロです」で説明が済む(笑)

退路を断ちました。

これで今後仕事がうまくいかず、健康を害し、

自殺を検討しても「金銭的に解決する」という選択肢をなくしたことになります。

【付記】

持家ではなく身を寄せる場所がない人は、父親の生命保険は不可欠です。

安心して奪われることのない「我が家」は、残された家族にとって再構築の要です。

それがなければ、家族路頭に迷わせるわけですから。

【余談1】

妻も同意の上です(笑)

【生命保険料の使途】

浮いた4千円はながさきにこまる へグレードUP!

わたしの死後、生活に困ったら、子どもたちには

「君たちの胃袋(成長)に消えた」と伝える予定です。

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。