相談員と実現請負人のちがい
「もっとやさしく」
と言われることがある。
「聞くことに徹する」
という対応もある
私が悩み相談員であれば、そうする。
しかし、相手が私に対して真に求めているものはなにか?と問うと
(我が家の)問題解決です。
問題解決とは、
課題の発見と指摘、解決策と手順、実現までのガイドです。
従って、相談に対する私のすべき対応とは、
大きな一歩の為の、目の前の一歩となる。
優しく伝えることもあれば、泣かせてしまうこともある。
聞くことに徹することもあれば、突き詰めて指摘することもある。
「なんでそんなことまで言われなきゃならないの」との反感もある。
しかしあくまでも
「心豊かで健康に暮らせる住環境を求めるのであれば」という前提つき。
相談員と同様、
私がセールスマンで「小川の家」も取り扱っているのなら、当然ちがった対応がある。
私が建築家だったら等、それぞれちがった能力と対応が必要となる。
実現請負人は、日本でおそらく私ひとりしかいない。
教科書も参考事例もない。ほかと比較しようがない。
私の日々の判断や業務が正解か間違っているかは、
儲かったか損したか、売上高とかではなく、
私や小川の家を信頼して依頼してくださった家族の暮らしがどうなったか、で評価するしかないし、それが最も重要な指標だと思っています。
家づくりは一発勝負。
リピート商売ではありません。
一夜の宴である結婚式ともちがいます。
故に、選択肢は二つ。
○使命と真の顧客満足
○目先の受注(満足)
どちらかに徹することを選ばなければなりません。
私は前者に決め、10年が経ちました。
(夫婦や住宅不動産会社、金融機関では解決困難な)
家族が抱える暮らしの問題の本質を解決することが、私の責務です。