子育て優先の家づくり

家を建てるからといって自分の稼ぎが増えるわけではない

家を建てるからといって稼ぎが増えるわけではない

のですが、
マイホーム検討中とおっしゃる多くの相談者とやりとりをしていて思うのは

・家を建てるからには妥協できない
・要望をすべて満たすのが当然

という意識が強いことです。

要望だけを聞いていると、

セレブですか?

と聞き返したくなる。

マイホーム購入には妥協が必要、とよく言いますが、それはちがいます。妥協して家を買う人、建てる人はいないです。妥協するのではなく、現実と身の丈を正しく理解して、判断しただけです。(住宅ローンに追われる、破たんする人は、身の丈をはるかに超えたものを妥当だと判断しただけです)

マイホーム検討期間が3年以上あるような夫婦の場合、自分たちの現実を正しく理解する気がない、あるいは、妥協したくない、という思考回路のまま、時間だけが経過している(もっと得する話が出てくることを期待している)。

33歳以上になると、時間が経過していくということは、経済力(総予算)が減少していくという現実とセットです。ですから、その人が考えている「妥協」しなければならない条件は、検討を重ねれば重ねるほど、月日を追うごとに、妥協点が増えることになる。妥協点が増えれば、買う、建てるというインセンティブは減る。

家を建てるからといって自分の稼ぎが増えるわけではない

言われてみれば当たり前なのですが、住宅展示場やモデルハウスを見て回っていると、現実がわからなくなってきてしまい、なんでもできそうな気がしてくるし、足し算した要望がすべて叶わないとなると、それは業者やメーカーが悪いんじゃないか、という具合に解釈してしまうわけです。

嫌われる勇気などない

私も嫌われたくないですし、嫌われる勇気が欲しいぐらいなので、オブラートに包むか、黙認するか、わざわざ事実を伝えて、会社の評判を落としたくないし、というのがあります。

小川の家はセレブを対象としている住宅会社ではなく、若い子育て世帯、平均的な年収の子育て世帯を対象としています。ですから、経済力から判断して、できる範囲というのは明示されるわけで、その範囲内で、最善最高の家をつくりましょうよ、と説明しているわけです。

できる範囲は妥協ではない

です。

信条として、持ち上げるだけ持ち上げて、梯子を外すような仕事のやり方はしないと決めています。
なぜなら、自分が買う側、建てる立場だったら、それがイヤだからです。

要望も欲望もキリがないので、まずは家づくり診断というサービス(プロセス)を経て、その家族の事情をしっかり把握したうえで、家づくりを進めるようにしています。

おかげさまで今月もたくさんの診断申込みを頂いております。

家づくり診断を通じて、そのご家族の

「問題を明らかにし、やるべきことを示す」

を約束し、実践しています
(だから、ときに、嫌われますが、当人が抱える問題が解決し、望む暮らしが必ず実現します^^)

家を建てるからといって自分の稼ぎが増えるわけではない

時間を稼いだからといって予算が増えるわけではない

をぜひ正しい知識として、インプットして、行動されてください。

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家づくり診断申込み:info@ogawanoie.jp 095-879-7888

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私が書いています

代表取締役 小川勇人(おがわはやと)

代表取締役 小川勇人おがわはやと

1973年長崎の小さな工務店の長男として生まれる。2000年頃、シックハウス症候群と様々な社会問題が子育ての住環境に起因していることに気づく。以降、子育てを優先した家づくりに徹する。日経ビジネス誌にて「顧客の人生を助ける善い会社」として紹介(2015),著書「暮らしは変えられる」(2008)#妻と二男一女#ウルトラマラソン#登山#MBA(長大大学院,2014)#熊大工学部(1996)#長崎東#福大非常勤講師

暮らしは変えられる 「子育て優先」という選択 小川 勇人  (著) 小川 勇人のFacebook
子育ては、小川の家。