未来からの逆算
どういう経緯で私の思考回路がそうなっているのか分からないが、
小川の家づくりのしくみ(=手順)というのは、
一般的な家づくりのそれとは、明らかに違う。
全国唯一の子育て優先住宅専門店であるのと同様、
家づくりの進め方もおそらく全国で唯一です。
そもそも家って必要なのか?
と自問し続けた時期がある。
※工務店にマイホームの相談に来た家族が
「家なんか、要らないんですよ」と私に言うわけですから(苦笑)
その問いに対する考え方がある程度まとまってくると、
自問の課題は、住まいのあるべき姿とは?となった。
求められるものは、当時(今も)「より安く×より広く×より便利」を
極限まで追求したものであったが、
それに対応したものをつくり提供したところで
「家族の真のニーズを満たしたことになるのか?」
「果たしてそれでよいのか?」
という疑念を払しょくすることはできず、
考えれば考えれる程、
「それじゃ、マズイでしょ」という結論に至った。
なぜかというと、
「より安く×より広く×より便利に」を(住環境において)追求した結果、
家族側では、シックハウス症候群×児童虐待×密室育児×アトピー・ぜんそく×引きこもり×無気力×家族間のコミュニケーションの欠如といった家族問題が増加し、企業側では、欠陥住宅×住宅紛争×倒産×偽装といった問題が増加してきた。
住まいのあるべき姿を問うには、
すまいの本質的な役割を見直す必要がある。
と同時に、そこに住む家族の幸せとはどういう暮らし・人生なのかを
考え、定義する必要がある。
幸せな暮らしとは、
・家族仲良く健康であること
・子どもが健やかに育つこと
・堅実な資産形成がなされること
だと考えます。
これらを叶えるべく、
それに最も効果を発揮するであろう住環境を提供することが
小川の家づくりです。
その軸となる概念が「子育て優先」であり、
すべての家づくりの過程(=WEBサイト、書籍、家づくり診断~)は、
新居でのその家族の幸せな暮らし=明るい未来からの逆算です。
小川の家のお客様が口々におっしゃる
「住めば住むほど、小川の家の良さがわかる」というのは、
こういう背景があるからです。
物質主義では行き詰ることがほぼ確実になった未来を考えた時、
各家庭のクオリティ・オブ・ライフを考え、高まるような価値を創造・提供することが
私たちの仕事としてますます重要になっていくと考えます。